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サラリーマンの確定申告!家賃収入がある人は必ずやろう!

2022/10/30

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家賃収入の確定申告について知りたいサラリーマン

お悩みくん

今年、サラリーマン大家になりました。
家賃収入の確定申告のやり方を教えてください!

こういった質問に答えます。

本記事の内容

  • サラリーマンの確定申告!家賃収入がある人は必ずやろう!     
  • サラリーマンの確定申告!具体的な方法を解説【家賃収入編】

この記事を書いている私は大家歴10年。毎年、確定申告をしています。

最初の数年は少し大変でしたが、今では毎年スムーズに申告できています。

今回の記事を読むことで、「確定申告をやるメリット」や「確定申告の具体的な方法」がわかるようになります。

大家さんの私が、経験者の立場から丁寧に・わかりやすく解説します。ぜひ、今後の参考にしてください!

※記事は3分以内に読み終わります。

サラリーマンの確定申告!家賃収入がある人は必ずやろう!

家賃収入があるサラリーマンは、必ず確定申告をしましょう!

以下で、詳しく解説します。

  • その①:不動産所得が20万円超:確定申告をしなければならない
  • その②:不動産所得が20万円以下:確定申告をすると有利になる

それでは、見ていきましょう。

その①:不動産所得が20万円超:確定申告をしなければならない

不動産所得が20万円を超える場合には、確定申告をしなければなりません。

不動産所得 = 収入金額 - 必要経費

おもな収入金額は、下記の2つ。

  • 賃貸料:毎月の家賃収入
  • 更新料:2年に1度、更新時にもらう臨時収入

必要経費は、下記のとおり。

  • 固定資産税
  • 損害保険料(火災保険 + 地震保険)
  • 減価償却費
  • ローンの金利
  • 管理費、振込手数料など

例えば、家賃収入が年間60万円で、必要経費が15万円の場合、

不動産所得 = 60万円 - 15万円 = 45万円

上記のとおり、不動産所得が45万円なので、確定申告をしなければなりません。

その②:不動産所得が20万円以下:確定申告をすると有利になる

不動産所得が20万円以下の場合、義務ではありませんが、確定申告をすることで税法上のメリットを受けることができます。

具体的には、下記のとおり。

収入金額 < 必要経費

上記のように、収入金額より必要経費が多い場合(= 不動産所得が赤字)には、本業の給与所得と損益通算をすることで、所得税を安くすることができます。

さらに詳しいことは、こちらを参考にしてください。

参考:不動産所得が赤字のときの他の所得との通算(国税庁)

サラリーマンの確定申告!具体的な方法を解説【家賃収入編】

家賃収入がある場合の確定申告の方法は、下記のとおり。

  • その①:青色申告か、白色申告かを選択する
  • その②:必要書類を用意する
  • その③:青色申告決算書を作成する  
  • その④:確定申告書Bを作成する 
  • その⑤:添付書類を用意する  
  • その⑥:税務署へ提出する

それでは、解説していきます。

その①:青色申告か、白色申告かを選択する

確定申告には、下記の2つの方法があります。

  • 青色申告
  • 白色申告

少し、事前の手続きが面倒ですが、節税効果の大きい青色申告を選択しましょう!

詳しくは、下記の記事をご覧ください。

>> 副業サラリーマンの青色申告【条件・メリットなどを解説】

その②:必要書類を用意する

次に、確定申告に必要な書類を用意しましょう。

①~⑥は、青色申告決算書の作成に必要になるもの。
⑦・⑧は、確定申告書の作成で使用するものです。

※これ以降は、青色申告を前提に解説していきます。

①:青色申告決算書
②:確定申告書B
③:家賃の明細表
④:ローン返済表
⑤:固定資産税納税通知書
⑥:火災保険の払込証明書
⑦:源泉徴収票
⑧:マイナンバーカードなど

①と②は、国税庁のホームページよりダウンロードできます。

参考:確定申告特集(国税庁)

③は、不動産の管理会社から毎月送られてきているものです。

ここで、収入金額である賃貸料を確認するとともに、必要経費の管理費、振込手数料などをチェックします。

④では、必要経費の借入金利子を確認します。

ローン返済額の全額が必要経費になるのではなく、利子部分のみが経費になる点に注意しましょう。

⑤は、収益物件のある市町村から送られてきているものです。

必要経費に計上する固定資産税を確認します。 

⑥は、保険会社から送られてきているものです。

必要経費の1つ、損害保険料の額を確認するために用意します。

※損害保険料:火災保険料と地震保険料の1年分の合計

⑦は、年末に勤務先からもらっているものです。

確定申告書を作成する際に必要になります。

⑧は、確定申告の添付資料です。写しを提出します。

「通知カードの写し+ 運転免許証などの写し」でも代用できます。

その③:青色申告決算書を作成する

国税庁の確定申告書等作成コーナーで簡単に作成できます。

✓ 1ページ目

青色申告決算書 1ページ
引用元:青色申告決算書 記載例(国税庁)

収入金額の賃貸料の項目に、金額を記入します。

必要経費の租税公課・損害保険料・減価償却費・借入金利子・その他の経費の各項目に、金額を記入します。

また、その他の経費には、管理費、振込手数料などを計上します。

✓ 2ページ目

青色申告決算書 2ページ
引用元:青色申告決算書 記載例(国税庁)

上記の赤枠のところを埋めていきます。

✓ 3ページ目

青色申告決算書 3ページ
引用元:青色申告決算書 記載例(国税庁)

こちらも、赤枠のところを埋めていきます。

✓ 4ページ目

青色申告決算書 4ページ
引用元:青色申告決算書 記載例(国税庁)

55万円 or 65万円の青色申告特別控除を受ける人は、貸借対照表を作成します。

10万円の青色申告特別控除を利用する人は、4ページ目は白紙でOKです。

その④:確定申告書Bを作成する 

こちらも、国税庁の確定申告書等作成コーナーで簡単に作成できます。

✓ 第一表

確定申告書B
引用元:確定申告書B(国税庁)

住所、マイナンバー、生年月日、氏名などを入力します。

収入金額等の項目で、不動産給与の金額を入力します。

不動産は、青色申告決算書の収入金額の合計を。

給与は、源泉徴収票の支払金額を記入します。

確定申告書B
引用元:確定申告B(国税庁)

所得金額等の項目でも、不動産給与の金額を入力します。

不動産は、青色申告決算書の所得金額を。

給与は、源泉徴収票の給与所得控除後の金額を記入します。

その他の項目も、入力していきます。

最後に上記の赤枠、還付される税金( or 納める税金)の金額を確認しましょう!

✓ 第二表

確定申告書B 第二表
引用元:確定申告書B(国税庁)

源泉徴収票を参考に、「所得の内訳」の項目を記入します。

「社会保険料控除等に関する事項」も、源泉徴収票などを参考に記入します。

確定申告書B 住民税に関する事項
引用元:確定申告書B(国税庁)

「住民税・事業税に関する事項」の記入は、注意が必要です。

住民税の徴収方法は、自分で納付(赤枠のところ)に〇印をつけましょう!

100%ではありませんが、副業(不動産投資)を会社にバレずに済みます。

その⑤:添付書類を用意する

本人確認書類が必要になります。

下記のいずれかを用意しましょう。

  • マイナンバーカードの写し
  • 通知カードの写し + 運転免許証などの写し

なお、以前は源泉徴収票の添付も必要でしたが、現在は不要です。

その⑥:税務署へ提出する

青色申告決算書&確定申告書Bを作成し、添付書類の用意ができたら、

税務署に提出しましょう。

提出方法は、下記の3つ。

  • 税務署へ持参
  • 税務署へ郵送
  • e-Tax で提出

個人的には、65万円の青色申告特別控除が受けられる e-Taxをおすすめします。

参考:e-Tax(国税庁)

ちなみに、確定申告書の提出先は下記で確認できます。

参考:国税局・税務署を調べる(国税庁)

こちらの記事も参考にしてください。

今回は以上です。

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