安恒 理『マンガでわかる最強の株入門』の書評・まとめを知りたい。
こういった悩みに答えます。
本記事の内容
- 『マンガでわかる最強の株入門』の基本情報
- 『マンガでわかる最強の株入門』の書評
- 『マンガでわかる最強の株入門』のまとめ
- おわりに
『マンガでわかる最強の株入門』は、安恒 理(やすつね おさむ)さんの著書になります。
マンガと図解で、株の初心者にも読みやすく、わかりやすい1冊になっています。
今回、この記事を書くにあたり、私も『マンガでわかる最強の株入門』を実際に購入し、一読してみました。
結論として、株式投資の初心者が基礎を身につけるには、かなりオススメの本だと感じました。
具体的には、本書を読むことで、下記の知識を一通り知ることができます。
- 株式投資の始め方
- ファンダメンタルズ分析のやり方
- テクニカル分析のやり方(チャートの見方)
- 情報収集の方法
それでは、『マンガでわかる最強の株入門』の書評・まとめをしていきますので、しばらくの間、お付き合いください!
『マンガでわかる最強の株入門』の基本情報
『マンガでわかる最強の株入門』の基本情報については、下記のとおりです。
- 書 名:マンガでわかる最強の株入門
- 著 者:安恒 理
- 出版日:2017年6月3日
- 出版社:新星出版社
- 定 価:本体1,300円+税
著者の安恒 理さんのプロフィールは、こちらをご覧ください。
安恒 理(やすつね おさむ)
昭和34年 福岡県生まれ。大学卒業後、出版社勤務。
月刊雑誌の編集を勤めた後、ライターとして独立。
20年以上の株式投資の経験を元に経済関係の書籍からビジネス、サブカルチャー、スポーツなど幅広い分野で執筆。
主な著作に『FXで毎日を給料日にする!』(すばる舎)『いちばんカンタン! 株の超入門書』(高橋書店)などがある。
引用元:『マンガでわかる最強の株入門』著者紹介より
本書は、6つのパートで構成されています。
- PART 1 株を売り買いしてみよう!
- PART 2 イナゴは卒業!本当に買うべき株とは?
- PART 3 「チャート」の読み方猛特訓!
- PART 4 知らなきゃ勝てない、株の超基本
- PART 5 「信用取引」を賢く使おう!
- PART 6 「億り人」になれる人、なれない人
注意点を2つほど…。
本書では、信用取引が儲かるとしてすすめていますが、信用取引は非常にリスキーです。今の段階では、知識を身につけるだけにしておきましょう!
PART 6の「億り人」について…。
このパートで、億り人になるための具体的な方法は書かれていません。
『マンガでわかる最強の株入門』の書評
『マンガでわかる最強の株入門』の書評を紹介していきます。
- 書評①:株式投資を始めるための基礎がわかる
- 書評②:見るべき情報源・指標がわかる
- 書評③:チャート分析の基礎がわかる
それでは、見ていきましょう。
書評①:株式投資を始めるための基礎がわかる
本書を読むことで、下記のような株式投資の基礎がわかります。
- ネット証券の口座開設
- 株式投資の儲け方(値上がり益・配当・株主優待)
- 注文の基本(成行注文・指値注文)
書評②:見るべき情報源・指標がわかる
本書を読めば、SNSの情報だけを頼りに取引している、投資家との差別化ができます。
著者の安恒さんは、下記のような情報源や指標をチェックするように…、とアドバイスをしてくれます。
- 決算短信
- ネット証券会社が提供するニュース、レポート
- 各種の経済指標(日銀短観、GDP、景気動向指数)
書評③:チャート分析の基礎がわかる
さらに、チャート分析の基礎的なところも解説されています。
- ローソク足
- 買いシグナル
- 売りシグナル
- 移動平均線、ゴールデンクロス
本書1冊で、株式投資の基礎を十分に身につけることができます!
『マンガでわかる最強の株入門』のまとめ
『マンガでわかる最強の株入門』のまとめについて紹介します。
- まとめ①:ネット情報には注意せよ!
- まとめ②:「決算短信」を利用し、できる投資家に!
- まとめ③:RER、PBR、ROEを活用しよう!
- まとめ④:社会の変化に関心を持とう!
- まとめ⑤:割安株に飛びつくな!
それぞれ見ていきましょう。
まとめ①:ネット情報には注意せよ!
SNSなどのネット情報は、ソースが不明確で提供者も不明というケースも多く、その信憑性が疑われる情報ばかりという点に気を付けなければなりません。
ウソを垂れ流す人間の立ち位置を想像してみましょう。株を購入したところで、なんとかその銘柄の株価を吊り上げたい。そこで「ニセ情報」を流すわけです。
引用元:『マンガでわかる最強の株入門』52pより
まとめ②:「決算短信」を利用し、できる投資家に!
株式を発行する企業は年に4回、決算を行い、業績などを発表することが義務付けられています。
この発表は「決算短信」として一般にも公開され、ネットでも確認できます。
保有する株の会社、投資のターゲットにしようとする会社の決算短信には必ず目を通しましょう。
引用元:『マンガでわかる最強の株入門』58pより
まとめ③:RER、PBR、ROEを活用しよう!
株価が「高すぎる」、「安すぎる」かは単純な価格の比較では決まりません。
株価の高い、安いを判断するモノサシは、業績や財務状況などさまざまです。
例えば、「利益から計る株価収益率(PER)」
「資産から計る株価純資産倍率(PBR)」
「経営効率から計る株主資本利益率(ROE)」
があります。
引用元:『マンガでわかる最強の株入門』62pより
まとめ④:社会の変化に関心を持とう!
株価の動きは「変化」に大きく反応します。
想定していた業績より、さらにいい業績が見込めるとなれば株価は上昇し、業績が悪い方へ着地するとなれば株価は下がります。
そして業績とは、社会の変化にも大きく左右されます。
その変化はテレビやネットのニュースで得るほか、身近な話題や自身の実感として感じることができます。
引用元:『マンガでわかる最強の株入門』140pより
まとめ⑤:割安株に飛びつくな!
株式投資で利益を上げるためには、いかに割安な株を見つけだせるかが重要です。
しかし「割安株」といえども損するリスクがあるため、割安な株であっても将来の値上がりが期待できなければ手を出してはいけません。
異常な数値で割安と診断された銘柄には注意しなければなりません。
引用元:『マンガでわかる最強の株入門』208pより
おわりに
今回は、『マンガでわかる最強の株入門』の書評・まとめについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
本書を読むことで、「株式投資の始め方」、「ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析」、「投資に役立つ情報の集め方」、「投資家としての心構え」など、株式投資家としての基礎知識を知ることができます。
あとは、自己資金を用意し、株式投資をしながら学んでいくことで、より実践的な知識・ノウハウを身につけることが可能になります。
こちらの記事をぜひ参考にしてください!
「株式投資を始めてみたい」、「株式投資について学びたい」という方は、ぜひ本書を読んでみてください!
今回は以上となります。