不動産投資

日本政策金融公庫で融資を受けるまでの流れ8つを解説!

2022/05/31

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日本政策金融公庫の融資の流れを知りたい人

お悩みくん

日本政策金融公庫が、「収益物件の購入にも融資をしてくれる」という話を聞きました。
普段なじみのない金融機関なので、融資の流れをわかりやすく教えてください。

こういった質問に答えます。

本記事の内容

  • 日本政策金融公庫で融資を受けるまでの流れ8つ
  • 日本政策金融公庫の融資に関する質問3つ 

この記事を書いている私は、現役の不動産投資家(大家歴11年)です。

過去に4回ほど、日本政策金融公庫から融資を受けてきました。

日本政策金融公庫は民間の金融機関と違い、政府系の金融機関のため、融資や融資の流れに関して少し変わった点があり、初めて利用する人は戸惑うこともあるかと思います。

そこで今回は、「日本政策金融公庫で融資を受けるまでの流れ」をわかりやすく解説していきます。

※記事は3分くらいで読み終わります。ぜひ、今後の参考にしてください!

日本政策金融公庫(以下、本文では日本公庫)で融資を受けるまでの流れは、下記のとおり。

  • その①:必要書類を準備する
  • その②:面談日の予約をする
  • その③:最寄りの支店で融資の面談を受ける
  • その④:日本公庫内で融資の審査が行われる
  • その⑤:日本公庫より融資の可否の連絡がある
  • その⑥:金消契約の予約をする
  • その⑦:金消契約の締結をする
  • その⑧:日本公庫より融資が実行される

それでは、解説していきます。

その①:必要書類を準備する                 

まずは、融資に必要な書類を準備しましょう。

日本公庫へ提出する書類は、下記のとおり。

  • 物件に関する資料
  • 収入に関する資料
  • 本人確認に関する資料
  • 日本公庫のHPよりダウンロードするもの

✓ 物件に関する資料

おもな資料は、下記のとおり。

  • 登記事項証明書(土地・建物)
  • 公図、建物図面、地積測量図
  • 販売図面(マイソク)or 購入物件の資料
  • 住宅地図
  • 固定資産税評価証明
  • 建築確認済証、検査済証

✓ 収入に関する資料

一般のサラリーマンの方は、源泉徴収票を。

サラリーマンで確定申告をしている場合や個人事業主の方は、確定申告書(控え)を用意します。

  • 源泉徴収票 or 確定申告書(控え)の写し(過去2年分)

✓ 本人確認に関する資料

本人確認に関する資料は、下記のとおり。

  • 身分証明書(運転免許証など)の写し
  • 実印
  • 印鑑証明書
  • 住民票
  • 公共料金・固定資産税の領収書
  • 納税証明書
  • 預金通帳

公共料金や税金の滞納がないかも、チェックされます。

また、預金通帳で自己資金の確認もされますので、用意しておきます。

✓ 日本公庫のHPよりダウンロードするもの

  • 借入申込書
  • 創業計画書

上記の書類は、日本公庫のHPよりダウンロードできますし、書き方の見本も参照できます。

その②:面談日の予約をする 

必要書類が準備できたら、面談日の予約をしましょう。電話やネットで予約ができます。

また、最寄りの支店についても確認しておきましょう。

日本政策金融公庫 面談の予約
引用元:日本政策金融公庫

その③:最寄りの支店で融資の面談を受ける          

最寄りの日本公庫の支店を訪問し、必要書類を提出。担当者と面談を行います。

面談時のポイントを3つほど…。

  • 遅刻は絶対にダメ!
  • 身だしなみ・言葉づかいに気をつける
  • 写しを提出する書類は、コピーを済ませて担当者の負担を減らす

また、面談の際には「不動産投資」という言葉はNGです。

なぜなら、日本公庫は「事業」に融資するのであって、個人の資産形成(=不動産投資)には融資しないからです。

面談時には、「不動産賃貸業」というフレーズを使いましょう。

その④:日本公庫内で融資の審査が行われる      

面談が終了すると、日本公庫内で融資の審査が行われます。

なお、提出書類に不備がある場合には連絡がありますので、迅速に対応しましょう。

その⑤:日本公庫より融資の可否の連絡がある       

面談から2週間くらいで、担当者から電話で融資の結果が通知されます。

ちなみに、電話連絡は、融資の可否に関係なくあります。

融資がOKの場合、日本公庫より「ご融資のお知らせ」「借用証書」などの書類が送られてきます。

その⑥:金消契約の予約をする

日本公庫で金消契約を行う場合、契約日の予約をしましょう。

※金消契約:金銭消費貸借契約(お金を借りる契約)

念のため、電話などで、金消契約時に用意するものを確認しておきます。                                 

その⑦:金消契約の締結をする              

日本公庫内で、金消契約抵当権設定契約(担保の設定契約)などを行います。

その⑧:日本公庫より融資が実行される           

数日後に、こちらが指定した銀行口座に融資金が振り込まれます。

※振込手数料220円が引かれます。

ここ数年はコロナの影響もあり、ネットや郵送でできる手続きが増えています。
詳しいことは、日本公庫(➿0120-154-505)へ直接お問い合わせください。

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日本政策金融公庫の融資に関する質問 3つ 

日本公庫の融資に関する質問を3つ載せておきます。

  • 質問①:日本公庫は、いくらまで融資してくれるの?
  • 質問②:面談から融資までの日数はどれくらいかかる?
  • 質問③:日本公庫の金利はどれくらいなの?   

1つずつ解説していきます。

質問①:日本公庫は、いくらまで融資してくれるの?

融資内容により、融資の限度額は異なります。

おもなものは、下記のとおりです。

  • 一般貸付   :4,800万円(設備資金、運転資金で利用可能)
  • マル経融資  :2,000万円(設備資金、運転資金で利用可能)
  • 新創業融資制度:3,000万円(うち運転資金1,500万円)
  • 新規開業資金 :7,200万円(うち運転資金4,800万円)

なお、上記の金額はあくまでも「上限」ですので、満額借りられる訳ではありません。

詳しくは、日本公庫のHPを確認してみてください…。

ちなみに、私は一般貸付を利用しています。

質問②:面談から融資までの日数はどれくらいかかる?

面談から融資までの日数は、1ヶ月ほどかかります。

なので、融資を利用する際には、計画的に準備をして臨みましょう。

※先ほど述べた、融資の流れを参考にしてください…。

書類の不備や不足があると、融資までの期間がそれだけ遅くなります。

必要書類の準備(← 融資の流れ:その①)をしっかり行うことが、ポイントです!

質問③:日本公庫の金利はどれくらいなの?         

あくまでも目安ですが、下記のとおりです(令和5年2月1日現在)。

※融資期間、担保や保証人の有無などにより、異なります…。

  • 一般貸付   :2.03~3.15%
  • マル経融資  :1.18%
  • 新創業融資制度:2.33~3.45%
  • 新規開業資金 :1.63~2.75%

詳しくは、日本公庫の金利情報を確認してください。

参考までに、私が日本公庫で初めて融資を受けた際の条件は、下記のとおり。

  • 一般貸付
  • 融資金額:430万円(設備資金)
  • 融資期間:10年
  • 金  利:2.45%、固定金利
  • 保証人あり、担保あり

今回は以上です。

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