
JALの株価下落の理由は?今、買うべきですか?
JAL株で大儲けできるかや配当の見通しについても教えてください。
こういった質問に答えます。
こんにちは、ブロガー&投資家のフリーです。
今回は、「JALの株価下落の理由は?買うべきか?」「JAL株、株価は今後どうなる?大儲けできる?」「JAL株、配当は今後どうなる?」を中心に解説します。
ポイントは下記のとおり。
- JAL株で大儲けは可能か?:大儲けは難しいが、今から購入すれば数年後に多少の売却益を狙える。
- 今、買うべきか?:できれば、2,000円前後で購入したい。現在の株価(2,500円台)での購入も悪くない。
- JALの株価の見通し:業績が順調に推移すれば、今後数年で3,600円を目指す展開になる…。
- JALの2025年3月期の予想配当金は、80円と増配見通し。
- JALの株主優待は、国内線の割引券(50%OFF)と旅行代金の割引券(3~8%OFF)。
※記事は2分くらいで読み終わります。
JALはどんな会社?

JAL(9201)は、日本を代表する航空会社の1つ。
LCC(格安航空会社)のジップエア、日本トランスオーシャン航空、JALスカイ、ジャルパックなど、多数の子会社を傘下に抱えています。
2010年1月に非効率な経営や高コスト体質、リーマン・ショックなどが原因で経営破綻し、株式市場から姿を消すことに…。
その後、京セラ&KDDIの創業者、稲盛和夫氏のもと、業績をV字回復。2012年9月に再上場を果たしました。
現在は、国内線・国際線ともに航空業界で2位。首位のANAホールディングス(9202)の背中を追っています。
また、JALは航空分野だけではなく、マイレージなどの非航空分野にも注力しており、収益の安定化を図っています。
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 日本航空 |
証券コード | 9201 |
本社 | 東京都品川区東品川 |
設立 | 1953年10月 |
決算 | 3月31日 |
市場 | 東証プライム |
事業内容 | 航空運送、マイレージ |
従業員数(連結) | 36,500名(2024年3月期) |
売上高 | 1兆6,518億円(2024年3月期) |
配当利回り | 2.57%(2024年3月期) |
株価 | 2,556.5円(2025年3月31日終値) |
購入できる証券会社 | 松井証券、moomoo証券 など |
JAL株は、ネット証券で購入するのが便利で、手数料もお得です。
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JALの業績推移

JALの過去7期分の業績は、下記のとおりです。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 |
---|---|---|---|
2018年3月 | 1兆3,832億円 | 1,745億円 | 1,354億円 |
2019年3月 | 1兆4,872億円 | 1,761億円 | 1,508億円 |
2020年3月 | 1兆4,112億円 | 1,006億円 | 534億円 |
2021年3月 | 4,812億円 | -3,904億円 | -2,866億円 |
2022年3月 | 6,827億円 | -2,347億円 | -1,775億円 |
2023年3月 | 1兆3,755億円 | 650億円 | 344億円 |
2024年3月 | 1兆6,518億円 | 1,409億円 | 955億円 |
JALの業績は、コロナ前と後で著しく変化しました。
WHOが新型コロナの緊急事態を宣言したのが、2020年1月。
それ以降、国内外で「人の移動」が大きく減少しました。
その悪影響をまともに受けたのが、2021年と2022年3月期の決算です。
とくに、2021年3月期は売上高が前期比で3分の1に減少。営業利益・純利益は大幅な赤字に転落しました。
ウィズコロナの時代(2022年秋頃)になって、「人の移動」も徐々に回復。
2023年3月期(2022年4月~2023年3月までの業績)は、売上高が1兆円台を回復。営業利益と純利益も、2期連続の赤字から黒字へと転換しています。
ちにみに、2024年3月期の国内線の旅客数は3,510万人。国際線の旅客数は662万人。
とくに、国内線の旅客数は、コロナ前の水準(旅客数:3,500万人前後)に戻りました。
2024年3月期の業績も好調でした。今期(2025年3月期)も期待できそうです!

JALの株価推移

JALの株価推移(過去5年分)は、下記のとおりです。
※株価チャートは拡大できます。

JALの株価は新型コロナの影響を大きく受けました。
2020年1月、WHO(世界保健機関)が緊急事態宣言を発表。
株価は大幅に下落し、2,000円を割り込みました。
※株価 2,000円を下回るのは、2012年末以来。
2020年の株価は低空飛行を続け、11月には上場来安値1,556円を記録することになります。
2021年と2022年3月期の決算(2期ともに最終赤字)を乗り切り、株価は少しずつ回復。
※途中、1,801円の安値(2022年3月)を一時的に記録。
2023年6月には、高値3,205円を付けました。
その後株価は、再び軟調な展開に…。
2024年8月には 2,088円と大台割れ寸前まで下落しました。
現在の株価は、2,500円台で推移しており回復途上です。
JALの株価下落の理由は?買うべきか?

JALの株価下落の理由は?
業績が回復傾向にもかかわらず、株価が下落した理由は下記の3点が考えられます。
- 理由①:投資家の期待とのギャップ
- 理由②:燃料費等の高騰が収益を圧迫
- 理由③:国際線の再成長に疑問符
理由の1つ目として、投資家の期待とのギャップが考えられます。
JALの業績はコロナ禍から回復しているものの、投資家の期待値はそれ以上に大きかった可能性があります。
とくに2023年6月の高値は、過度な期待が先行した結果であり、その後の株価は、より現実的な水準へと調整されたと判断します。
理由の2つ目として、燃料費や人件費の高騰が挙げられます。
燃料費等の高騰はJALの収益を圧迫。投資家の懸念材料にもなり、株価にも影響を与えたと考えます。
理由の3つ目として、国際線の再成長に疑問符が生じているがことが挙げられます。
国内線はコロナ前の水準を回復したJALですが、国際線はいまだ回復途上です。
円安の進行や世界各地での紛争リスク等が足を引っ張っています。
日本発の国際線需要の回復には、もう少し時間がかかりそうです。

今、JAL株を買うべきか?
株価的には軟調な展開が続く JAL。
今、JAL株を買うべきなのか?
あくまでも、個人的な考えですが、現時点では下記のように判断します。
- 「JAL株で大儲け」は難しいが、今後、JALの株価は業績の回復とともに3,600円を目指す展開になる…。
- できれば、2,000円前後で購入したいが、2,500円台での購入も悪くない。
※株価3,600円の根拠は、参考:コロナ発生前のJALのEPS・PER・株価をご覧ください。
現在の株価が 2,500円台ですので、今から購入すれば数年後に多少の売却益を狙えるかもしれません。
JAL株へ投資をするベストなタイミングは、株価が2,000円を下回った時点です。
例:2022年3月、2021年1月など(いずれも、株価1,800円台)

JAL100株はいくらで買える?

JALの株価推移(過去1年)は、下記のとおり。
※株価チャートは拡大できます。

JAL100株を購入する場合、下記で計算できます。
株価 × 100株 + 手数料 = 購入資金
2025年3月31日のJALの終値は、2,556.5円なので、これで計算してみます。
なお、moomoo証券の場合、日本株の手数料は「無料」となっているのでオススメです。
2,556.5円 × 100株 + 0円 = 255,650円
26万円くらいで、JALの株主になれます。
JALの株主優待の内容は?

JALの株主優待は、JAL・JACなど、国内線の株主割引券と、JALパックツアーの旅行商品割引券です。
✓ JAL・JACなど、国内線の株主割引券
保有株数 | 発行基準日 3月31日 | 発行基準日 9月30日 |
---|---|---|
100~199株 | 1枚 | - |
200~299株 | 1枚 | 1枚 |
300~399株 | 2枚 | 1枚 |
400~499株 | 2枚 | 2枚 |
500~599株 | 3枚 | 2枚 |
600~699株 | 3枚 | 3枚 |
700~799株 | 4枚 | 3枚 |
800~899株 | 4枚 | 4枚 |
900~999株 | 5枚 | 4枚 |
1,000~1,099株 | 5枚 | 5枚 |
1,100~99,999株 | 5枚 + 1,000株超過分 500株ごとに1枚 | 5枚 + 1,000株超過分 500株ごとに1枚 |
以下、省略 |
100株以上保有の株主が対象。
JAL・JAC・JTA・RACが運航する国内全路線が対象。割引券1枚でフレックス(普通席はBタイプ)1名分の方道1区間が50%割引になります。
※子供の場合、75%割引になります。
✓ JALの長期保有株主優待制度
なお、3年以上継続保有の株主に対しては、「長期保有株主優待制度」を適用。追加で株主割引券が進呈されます。
保有株数 | 発行基準日 3月31日 | 発行基準日 9月30日 |
---|---|---|
300~999株 | 追加で1枚 | 追加で1枚 |
1,000~9,999株 | 追加で2枚 | 追加で2枚 |
10,000株~ | 追加で3枚 | 追加で3枚 |
JAL株を3年以上継続保有すれば、追加で株主割引券がもらえます!
ただし、300株以上保有が追加進呈の条件なので、注意しましょう。

✓ JALパックツアーの旅行商品割引券
国内線の株主割引券の他に、JALパックツアーの旅行商品割引券がもらえます。
保有株数 | 発行基準日 3月31日 | 発行基準日 9月30日 |
---|---|---|
100株~ | 国内用2枚、海外用2枚 | - |
200株~ | 国内用2枚、海外用2枚 | 国内用2枚、海外用2枚 |
100株保有の場合、国内用の割引券を2枚と海外用の割引券を2枚、年1回もらえます。
200株以上保有していると、国内用の割引券を2枚と海外用の割引券を2枚、年2回もらえるようになります。
旅行商品割引券の内容
- 国内ダイナミックパッケージ:3%割引
- 海外ダイナミックパッケージ:3%割引
- 海外パッケージツアー:8%割引
株主優待についてのより詳しい情報は、こちらをご覧ください。
JAL株、株価は今後どうなる?大儲けできる?

株価は、下記の計算式で決まります。
EPS(1株利益)× PER(株価収益率)= 株価
2025年3月期のJALの予想EPSは、228.9円(日本航空 決算短信より)。
JALの過去5期分のPERは、最低が7.7倍、最高が13.3倍(日本航空 有価証券報告書より)。
※PERは、コロナの影響を受けていてない2016年~2019年3月期&2024年3月期の数字を採用。
この2つの数字から、JALの株価を計算すると下記になります。
228.9円 × 7.7倍~13.3倍 = 1,763円~3,044円
あくまでも、計算上ですが、「1,763円~3,044円」という株価が算出されました。
ちなみに、現在のJALの株価は、2,556.5円(2025年3月31日終値)。
PERを計算すると、11.2倍(2,556.5円 ÷ 228.9円)となり、過去5期分のPER(7.7~13.3倍)の範囲内であることがわかります。
✓ 参考:コロナ発生前のJALのEPS・PER・株価
コロナ発生前(2015年3月期~2019年3月期)のJALのEPS・PER・株価をまとめましたので、今後の株価を占う上での参考にしてください。
決算期 | EPS | PER | 株価(3月末) |
---|---|---|---|
2015年3月 | 411.1円 | 9.1倍 | 3,740円 |
2016年3月 | 481.3円 | 8.6倍 | 4,122円 |
2017年3月 | 456.6円 | 7.7倍 | 3,526円 |
2018年3月 | 383.2円 | 11.2倍 | 4,282円 |
2019年3月 | 432.1円 | 9.0倍 | 3,899円 |
この表からわかることは、下記の2点です。
- PERの平均は9倍くらい。現在のPER11.2倍はやや高い。
- EPSは、今後の業績次第でまだまだ上昇の余地がある。
現在の予想EPS 228.9円が、今後数年で400円近くになる可能性も…。
以上より、今から数年で、JALの株価は 3,600円を目指す展開になると考えます。
400円 × 9倍 = 3,600円(数年後のJALの株価)
※今後も業績が回復して、EPS(1株利益)が400円台になることが前提。
JAL株、配当は今後どうなる?

JALの配当実績(過去10期分)と、2025年3月期の予想配当金は下記のとおり。
✓ JALの配当金&配当利回り
決算期 | 配当金 | 配当利回り |
---|---|---|
2015年3月 | 104円 | 2.78% |
2016年3月 | 120円 | 2.91% |
2017年3月 | 94円 | 2.67% |
2018年3月 | 110円 | 2.57% |
2019年3月 | 110円 | 2.82% |
2020年3月 | 55円 | 2.76% |
2021年3月 | 0円 | - |
2022年3月 | 0円 | - |
2023年3月 | 25円 | 0.97% |
2024年3月 | 75円 | 2.57% |
2025年3月(予想) | 80円 | - |
JALの配当金は、多少の差はありますが、コロナ前までは100円台の分配が行われていました。
コロナ禍(2021年&2022年3月期)は無配に転落したものの、2023年3月期に復配し、25円の配当を実施。
前期(2024年3月期)の配当金も75円と、順調に回復しています。
✓ JAL、2025年3月期の予想配当金
JALの2025年3月期の予想配当金は、80円。前期比で5円の増額です。
今後も、業績の回復が継続すれば、増配の可能性は大きいと考えます。
株価2,600円くらいで購入して、配当金がコロナ前の110円まで増配されれば、配当利回りは4%を超えます。
※ちなみに、東証プライム全銘柄の配当利回りは、2.50%(2025年3月31日、日本経済新聞より)です。
参考までに、JALの配当方針も載せておきます。
継続的・安定的な配当に加え、自己株式の取得を柔軟に行うことで、株主への還元を積極的に行う。
引用元:JAL 配当情報
まとめ:今回のポイント

今回は、JAL(9201)について解説しました。
ポイントをおさらいすると、下記のとおり。
- JAL株で大儲けは可能か? → 大儲けは難しいが、今から購入すれば数年後に多少の売却益を狙える。
- 今、買うべきか?:できれば、2,000円前後で購入したい。現在の株価(2,500円台)での購入も悪くない。
- JALの株価の見通し:業績が順調に推移すれば、今後数年で3,600円を目指す展開になる…。
- JALの2025年3月期の予想配当金は、80円と増配見通し。
- JALの株主優待は、国内線の割引券(50%OFF)と旅行代金の割引券(3~8%OFF)。
JALの国内線の旅客数は年間3,510万人と、コロナ前の水準まで回復しました。
今後の課題は、国際線の旅客数の回復ですが、数年以内に実現するものと考えます。
※2024年3月期の国際線の旅客数は年間662万人。コロナ前の水準、年間 850万人に近づいています。
今後も、JALの業績・株価・配当金をウォッチしていきますので、引き続き当ブログをよろしくお願いします!
※投資判断は、自己責任でお願いします。
今回は以上です。