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奥野一成『教養としての投資』を読もう!【書評・まとめ】

2023/02/20

お悩みさん

奥野一成(著)『教養としての投資』の書評・まとめを知りたい。

こういった悩みに答えます。

本記事の内容

  • 『教養としての投資』の基本情報
  • 『教養としての投資』の書評            
  • 『教養としての投資』のまとめ              
  • おわりに        

『教養としての投資』は、農林中金系のファンドマネージャー、奥野 一成さんの著書になります。

奥野さんは、ウォーレン・バフェット流の長期投資を行う投資家で、個人向けの投資信託「おおぶね」を運用していることでも有名。

私も以前から気になっていたファンドマネージャーの一人で、今回の記事を書くにあたり、『教養としての投資』を読んでみました。

結論として、下記のような人たちに本書をオススメします。

  • ただ働くだけの「労働者」から抜け出したい人
  • 「投資」の本当の意味・価値を知りたい人
  • プロの株式投資術を知りたい人

まずは、私の書評を読んでいただき、興味が持てたら、ぜひ『教養としての投資』を手に取ってみてください。

投資した書籍代(1,650円)以上のリターンは、十分に期待できます!

※記事は3分くらいで読み終わります。

『教養としての投資』の基本情報

『教養としての投資』の基本情報は、下記のとおりです。

  • 書  名:教養としての投資
  • 著  者:奥野一成
  • 出版日:2020年5月28日               
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 定 価:本体1,500円+税

奥野一成さんのプロフィールは、こちら。

奥野一成(おくの・かずしげ)

農林中金バリューインベストメンツ株式会社 常務取締役兼最高投資責任者(CIO)

京都大学法学部卒、ロンドンビジネススクール・ファイナンス学修士修了。

1992年日本長期信用銀行入行。長銀証券、UBS証券を経て2003年に農林中央金庫入庫。

2007年より「長期厳選投資ファンド」の運用を始める。2014年から現職。

日本における長期厳選投資のパイオニアであり、バフェット流の投資を行う数少ないファンドマネージャー。

機関投資家向け投資において実績を積んだその運用哲学と手法をもとに個人向けにも「おおぶね」ファンドシリーズを展開している。

引用元:『教養としての投資』著者紹介より

本書は、7つのパートで構成されています。

  • 1時限目 投資家の思想が人生を成功に導く
  • 2時限目 私の投資家人生
  • 3時限目 日本人はなぜ投資が苦手なのか?
  • 4時限目 「投資」と「投機」は違う
  • 5時限目 売らない株を買えばいい
  • 6時限目 ファンドマネジャー流 株式投資で成功するコツ
  • 補 講  資産形成で失敗しないために

多くの日本人が、「労働者の思想」しか持っていないと奥野さんは言います。

人生100年時代の今、「投資家の思想」を持たなければ、生き抜くことは困難だという著者の言葉に耳を傾けてみましょう!

『教養としての投資』の書評                                  

『教養としての投資』の書評を紹介していきます。                        

  • 書評①:従来型の働き方(労働者1.0)ではダメな理由がわかる
  • 書評②:新しい働き方(労働者2.0)+「投資家の発想」の大切さがわかる
  • 書評③:人生100年時代を生き抜くポイント2つがわかる
  • 書評④:プロの投資家の「株式投資術の肝」を知ることができる  

それでは、見ていきましょう。

書評①:従来型の働き方(労働者1.0)ではダメな理由がわかる

本書を読むことで、従来型の働き方(労働者1.0)ではダメな理由がわかります。

多くの会社員の働き方や投資に対する考え方は、下記のとおり。

  • 会社に働かされている
  • 受動的・指示待ちで働く
  • 自分の時間を切り売りして働く
  • 投資はしない

上記のような「労働者の思想」では、人生100年時代を生きていけないと著者は指摘します。

書評②:新しい働き方(労働者2.0)+「投資家の発想」の大切さがわかる

奥野さんは、新しい働き方(労働者2.0を提案しています。

具体的には、下記のとおり。

  • 主体性を持って働く
  • 自分の才能を売る
  • 自己投資をする
  • 株式投資を始める

上記のように、まずは「労働者1.0」から「労働者2.0」への転換をすすめています。

さらに、労働者として働きつつ、資本家になることが大切だとしています。→ 「投資家の発想」を持つ。

資本家の働き方・考え方は、下記のとおり。

  • 他人を働かせる
  • 自ら課題を見つけ、変革する
  • 他人の時間・才能を利用する
  • 株式投資(長期投資)をする

ただ単に働く「労働者1.0」よりも、投資家の発想を持ちつつ働く「労働者2.0」の方が、10年後、20年後により良い人生を送れるのは明白です。

奥野さんのアドバイスを受け入れ、1日も早く働き方を転換しましょう!

書評③:人生100年時代を生き抜くポイント2つがわかる

奥野さんは、人生100年時代を生き抜くには、2つのポイントがあると言います。

  • 22歳~50歳までの収入を増やすための自己投資を行う
  • 30代からは自身の金融資産を使い、株式投資を行う

自己投資のメリットは、自分の才能を伸ばすことで収入を増やせること。そして確実にリターンを期待できることだと助言します。

奥野さん自身も、英語の勉強やイギリス留学などの自己投資を行ったとのこと。

株式投資のメリットは、自分が働くのではなく、他人に働いてもらうことです。

株式投資を行うことで、「資本家の発想」も自然と身につくと奥野さんは言います。

書評④:プロの投資家の「株式投資術の肝」を知ることができる

本書を読むことで、奥野さんの「株式投資術の肝」を知ることができます。

理解しやすいように、一般的な個人投資家と奥野さんの比較で説明します。

一般的な個人投資の投資スタイルは、下記のとおり。

  • 単純に、PER・PBR・売上・利益などで判断する
  • 株価チャートを用いた、テクニカル分析で判断する

これらについて、奥野さんは「PER、PBR、株価チャートなどは、すべて過去の情報に過ぎない」と断じています。

私たちは今、株式に投資することでその会社のオーナーになり、その会社が将来に稼ぎ出す利益の一部を得ようとしているわけですから、大事なのは過去ではありません。

未来に向けて、その会社がどの程度の利益を稼ぎ続けてくれるのか、という将来の見通しこそが大事なのです。

引用元:『教養としての投資』176pより

上記の発言を踏まえつつ、奥野さんの投資スタイルをまとめます。

  • 強い競争力(=参入障壁)を持つ会社へ投資する
  • 将来の利益の見通しについて、仮説を立て投資する
  • 会社のオーナーになって、将来の利益の一部を得る
  • テクニカル分析は、ほとんど行わない

ちなみに、強い競争力(=参入障壁)とは、他社が真似できない技術力や高い市場シェア、独自のビジネスモデルなどです。

『教養としての投資』のまとめ                

『教養としての投資』のまとめについて紹介します。

  • まとめ①:従来型の会社員(労働者1.0)の働き方とは?
  • まとめ②:労働者2.0を目指せ!
  • まとめ③:労働者2.0の資産形成とは?
  • まとめ④:投資とは何か?その本質は?
  • まとめ⑤:自己投資と株式投資でビジネスエリートになろう!
  • まとめ⑥:個人投資家にありがちな株式投資の勘違い
  • まとめ⑦:プロの投資家は利益の源泉である参入障壁を探す

それでは、一緒に見ていきましょう!

まとめ①:従来型の会社員(労働者1.0)の働き方とは?

労働者1.0の人たちは、常に受動的です。いわゆる「指示待ち」ですね。上司から何か言われないと動かない人たちです。

いつまで経っても使われる側でしかありません。

それは、自分の時間と才能という自己資産を、他の誰かから搾取(さくしゅ)されているのと同じです

稼ぎだって、結局は自分の時間を切り売りしているようなものですから、「時間×時給」分の収入しか得られません。

引用元:『教養としての投資』21pより

まとめ②:労働者2.0を目指せ!

そこで私の提案は、「労働者2.0を目指せ」というものです。

労働者1.0の「他人に働かされている」というマインドセットを、「自分が働いている」に切り替えてみて下さい。

そのためには、自分が持っている才能を搾取されるのではなく、「自らアピールして自分の才能を誰かに売ってやろう」というくらいの気構えを持つようにします。

つまり対応する力ではなく、自ら問題を発見して行動する力が必要になります。

自分で主体性を持って働くようになると、自分の世界も広がります。

引用元:『教養としての投資』23-24pより

まとめ③:労働者2.0の資産形成とは?

労働者2.0のマインドを持つようになると、自然と資産形成に投資を組み込もうという発想が生まれてきます。

広い視野で世の中のビジネスに目を向けることで、自分自身が働く以外にも収入を得る術があることに気づくからです。

働き方のマインドセットを変えるのと同時に、資産形成に投資を組み入れることによって、資本家に一歩近づくことになるのです。

引用元:『教養としての投資』29-30pより

まとめ④:投資とは何か?その本質は?

投資とは、自分が働くのではなく、投資先の人に働いてもらうことで、そこから得られた収益の一部を分配してもらうことです。

このように言うと、「投資なんて不労所得を得るためのろくでもない考え方だ」と批判する人がいますが、それは資本主義の仕組みを全く理解できていない人なので、無視して下さい。

私自身が投資家なのでよく分かるのですが、投資は額に汗することはないかも知れませんが、脳みそは常に汗をかいています。

脳みそに汗をかくことは、額に汗をかくことと同等に尊いことを忘れないで下さい。

引用元:『教養としての投資』30pより

まとめ⑤:自己投資と株式投資でビジネスエリートになろう!

若い間は、まず自己投資をしましょう。「自分が働く」という最も着実な土台を整え、将来の選択肢を獲得することを優先しましょう。

そして余ったお金は株式投資で自分よりも優秀な人や、自分が勤める会社よりも素晴らしい企業に稼いでもらうのです。

自分という道具を磨き、自分よりも優秀な他人を働かせる。これが投資です。

引用元:『教養としての投資』57pより

まとめ⑥:個人投資家にありがちな株式投資の勘違い

PER、PBR、売上、利益率など、いろいろな数値をチェックするのは良いのですが、それだけで将来も利益を稼ぎ続けてくれる会社かどうかを判断することは出来ません。

ここは誤解している人が多いので、ちゃんと理解しておいて下さい。くどいようですが、もう一度言います。

数値は未来を語るものではありません。

引用元:『教養としての投資』176pより

まとめ⑦:プロの投資家は利益の源泉である参入障壁を探す

会社訪問で何を聞いているのかについてお話しましょう。

それはもう、ひとつだけです。

「御社のビジネスには参入障壁があるのですか?」です。参入障壁という言葉が理解してもらえない時には、「競争力を決める要因は何ですか」と聞くようにしています。

極めて強い競争力の源泉こそが参入障壁だからです。

それがビジネスモデルにあるのか、技術力なのか、マーケティング力なのか、それらを結合させた何かなのかといったことを聞き出すのです。

引用元:『教養としての投資』181pより

おわりに                             

今回は『教養としての投資』について、実際に私が読んでみて役に立ったポイントを中心にまとめてみました。

ここで、おさらいをしておきます。

  • ただ働くだけの「労働者1.0」から抜け出そう!
  • 新しい働き方「労働者2.0」を実践しよう!
  • 「労働者の発想」から「資本家への発想」の転換が必要
  • 人生を豊かにするために、自己投資と株式投資を始めよう!
  • ファンドマネージャーの株式投資術を学ぼう!

最後に、投資信託「おおぶねJAPAN」の組み入れ上位5銘柄をご紹介…。

※参考:おおぶねJAPAN 目論見書より、2022年6月30日現在。

  • ファーストリテイリング(9983)
  • リログループ(8876)
  • カルビー(2229)
  • カカクコム(2371)
  • 良品計画(7453)

これらの会社の参入障壁は何か? あなたの投資力・金融リテラシーを磨くために、ぜひ一度調べてみてください。

また、この記事を読んで『教養としての投資』に興味を持たれた方は、ぜひ購入をオススメします!

今回は以上です。

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