株式投資

『世界一やさしい 株の教科書 1年生』を解説【書評・まとめ】

2022/11/20

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お悩みさん

ジョン・シュウギョウ(著)『世界一やさしい 株の教科書 1年生』の書評・まとめを知りたい。

こういった悩みに答えます。

本記事の内容

  • 『世界一やさしい 株の教科書 1年生』の基本情報
  • 『世界一やさしい 株の教科書 1年生』の書評                                       
  • 『世界一やさしい 株の教科書 1年生』のまとめ                                  
  • おわりに     

『世界一やさしい 株の教科書 1年生』は、TBL投資アカデミー代表のジョン・シュウギョウさんの著書になります。

TBL投資アカデミーは、投資教育を通じて「経済的な幸せ」「精神的な幸せ」の両方を実現するために設立された「投資の学校」とのこと。

  • 株式投資を始めたいけど、何から始めたらいいのかわからない
  • 株式投資を始めたものの、思うように成果が出ない
  • 株式投資の一連の流れを初心者向けに解説してほしい

上記のような悩みをもっている方には、オススメの1冊になっています。

それでは、『世界一やさしい 株の教科書 1年生』の書評・まとめをスタートします!

※記事は3分くらいで読み終わります。                  

『世界一やさしい 株の教科書 1年生』の基本情報

『世界一やさしい 株の教科書 1年生』の基本情報については、下記のとおりです。

  • 書  名:世界一やさしい 株の教科書 1年生    
  • 著  者:ジョン・シュウギョウ
  • 出版日:2014年12月4日          
  • 出版社:ソーテック社
  • 定 価:本体1,480円+税

ジョン・シュウギョウさんのプロフィールは、こちら。

ジョン・シュウギョウ

経営学修士(MBA)。TBL投資アカデミー代表。

1971年韓国生まれ。

韓国の軍隊服務時に独学で習得した日本語で、1997年留学生として来日。

3年で大学の単位をすべて取得し、飛び級で卒業。

経営学修士(MBA)課程後、PwC、KPMGなど会計法人のコンサルティング部門で経営コンサルタントとして活躍。

TBLアドバイザリーを設立、東京を中心に投資学校を運営。

会社在籍時、自ら編み出した「1日5分以内で完了する投資法」を、ユーモアを交えながら初心者にもわかりやすく伝える講義スタイルは、初心者のみならず経験者からも絶大なる支持を得ている。

引用元:『世界一やさしい 株の教科書 1年生』著者紹介より

本書は、8つのパートから構成されています。

  • 0時限目 そもそも株式って何?
  • 1時限目 すべての投資の考え方
  • 2時限目 タイミングを見極めるためのテクニカル分析入門
  • 3時限目 「すぐ買う」「すぐ売る」を実践する
  • 4時限目 「買い」を極めれば、チャンスが最大化する
  • 5時限目 「売り」を極めれば、チャンスが最大化する
  • 6時限目 いい銘柄を絞り込むテクニック ファンダメンタル分析
  • 7時限目 銘柄はどこで仕入れて、どう管理するのか

全体で250ページくらいありますが、著者の株式投資に対する情熱に引き込まれて、一気に読み進めることができます。

『世界一やさしい 株の教科書 1年生』の書評                  

『世界一やさしい 株の教科書 1年生』の書評は、こちら。

  • 書評①:株式投資に対する心構えが学べる
  • 書評②:自分の状況にあった投資手法が学べる
  • 書評③:テクニカル分析の基本がわかる
  • 書評④:ファンダメンタル分析のポイントがわかる
  • 書評⑤:情報収集・銘柄選びの方法が学べる

それでは、見ていきましょう。

書評①:株式投資に対する心構えが学べる

本書を読むことで、株式投資に対する心構えが学べます。

ポイントをまとめると、下記のとおり。

  • 初心者が陥りやすい3つのワナを教えてくれる
  • 投資で成功するためのポイント3つが確認できる
  • 「自分の状況」と「株式投資で目指すこと」は、人それぞれ違うことがわかる
  • ウォーレン・バフェットの「猿マネ」をしても儲からないことがわかる

書評②:自分の状況にあった投資手法が学べる

本書を読むことで、「資産家がとるべき投資手法」「少ない資金で始める投資手法」を区別できるようになります。

資産家がとるべき投資手法

  • 手持ち資金:大量の資産 ← ウォーレン・バフェットなど
  • 投資期間 :長期(5年、10年、15年)
  • 投資手法 :銘柄を重視

少ない資金で始める投資手法

  • 手持ち資金:少ない資金 ← 一般の投資家(私たち)
  • 投資期間 :短期・中期
  • 投資手法 :買いタイミングに来ている銘柄を選ぶ

そして、「少ない資金で投資を始める」私たちに対して、下記の2点をアドバイスします。

  • 資金を効率的に回し、利益を積み重ねて資金を大きくせよ!
  • 明日から投資できる銘柄を見つけて、効率的に資金を増やせ!

買うべき銘柄を的確に見つけるためにも、次に述べるテクニカル分析(チャート分析)ファンダメンタル分析両方が大切だと教えてくれます。

書評③:テクニカル分析の基本がわかる

本書により、テクニカル分析(チャート分析)の基本を身につけることができます。

具体的には、下記のとおり。

  • ローソク足の内容
  • 移動平均線の意味と利用法
  • チャートを用いた「買い」と「売り」の基本

本書に書かれているテクニカル分析を用いて、まずは買いタイミングに来ている銘柄候補を選び出します。

書評④:ファンダメンタル分析のポイントがわかる

テクニカル分析で、買いタイミングにある銘柄候補を選び、さらにファンダメンタル分析で、買うべき銘柄を絞り込んでいきます。

ポイントは、下記の4つです。

  • 割高になっていないか? → PERで判断
  • しっかり稼いでくれるか? → 予想増益率で確認
  • 借金がなく、安定しているか? → BPSPBRで判断
  • 生活費はしっかりくれるのか? → 配当利回りも確認

書評⑤:情報収集・銘柄選びの方法が学べる

本書では、情報収集のツールとして、Yahoo!ファイナンスを紹介しています。

Yahoo!ファイナンス 株式ランキング
引用元:Yahoo!ファイナンス

Yahoo!ファイナンスの株情報を使いこなせるようになれば、投資の初心者から中級者へ、ワンランク・アップできます!

銘柄選びについてのポイントは、下記のとおり。

  • 銘柄選びは、他人ではなく自分で!
  • 株式ランキングを上手に活用する

『世界一やさしい 株の教科書 1年生』のまとめ                

『世界一やさしい 株の教科書 1年生』のまとめは、こちら。

  • まとめ①:儲けるポイントは、銘柄選びではない
  • まとめ②:投資で儲けるための本質的なポイント3つ
  • まとめ③:自分が目指すものは「何か」を知れ!
  • まとめ④:資金の少ない人が取るべき投資手法とは?
  • まとめ⑤:経済を知りたいなら、株式投資を始めよう!

それでは、一緒に見ていきましょう。

まとめ①:儲けるポイントは、銘柄選びではない

何を買えばいいのかがわかれば利益になるというのは大きな間違いであり、スタートラインではありません。

「いつ買って、いつ売ればいいのか?」 これが正しい質問で、スタートラインになるべきことです。         

引用元:『世界一やさしい 株の教科書 1年生』50pより 

まとめ②:投資で儲けるための本質的なポイント3つ

「3つ」のポイントを押さえれば、株式投資で利益をあがることができます。

それは何でしょうか。

「あたりまえのことをあたりまえのように考える」、それが答えです。

すべての本質はシンプルさにあります。

では、その3つの要素とは?

  • いい会社を選んで
  • 正しいタイミングで買って
  • 正しいタイミングで売る
引用元:『世界一やさしい 株の教科書 1年生』56pより

まとめ③:自分が目指すものは「何か」を知れ!

「自分の状況」と「目指すこと」は、人それぞれ違います。ですから、人それぞれにあった投資法が必要になります。

100万円持っている人と1,000億円を持っている人とでは投資法が違うはずです。

投資をはじめるにあたって、最初に行うべきことは、「自分の状況把握と目指す方向性を明確にしておく」ことです。

「資産運用をしたいのか」「資金を活用して資産をつくりたいのか」、自分の状況を認識したあと、それにあわせた投資へのアプローチ方法を理解して自分のものにすることが次のステップです。

引用元:『世界一やさしい 株の教科書 1年生』65-67pより

まとめ④:資金の少ない人が取るべき投資手法とは?

「資金の少ない人に必要なことは、資金を効率的に回し、利益を積み重ねて資金を大きくすること」です。

少し大きくなった資金で、さらに利益をコツコツと確定しながら複利で運用する、これが小さい資金ではじめる人に向いているアプローチです。

あなたが「小さい資金で時間的に余裕のない状況なら、明日から投資できる銘柄を見つけて、効率的に資金を増やしていくこと」が求められます。

引用元:『世界一やさしい 株の教科書 1年生』74-75pより

まとめ⑤:経済を知りたいなら、株式投資を始めよう!

今の時代は、日本の株式市場とはいえ世界の動きに影響され、株価が動くことが普通です。

株式投資をはじめたことで、今まで興味がなかった世界の経済ニュースに真剣に取り組み、視野が広がるなんて素敵なことだと思いませんか。

引用元:『世界一やさしい 株の教科書 1年生』26pより

おわりに                            

今回は、『世界一やさしい 株の教科書 1年生』の書評・まとめについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

私自身、この記事を書くにあたって、実際に本書を購入し、通読しました。

結論として、しっかり本書を読み込めば、株式投資の基礎知識は十分に身につくと感じました。 → その後は、投資の実践です!

  • 再入門のための株式投資本を探している
  • 独学で投資を始めたけど、ゼロから株式投資の理論を学びたい
  • 「投資の準備から実行まで、ひとりで」できるようになりたい

このような悩みのある方は、本書を手に取ってみることをオススメします。

イラスト入りでわかりやすく、株式用語も丁寧に解説してくれています。

今回は以上です。

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