銘柄選びを知りたい株式投資の初心者
株式投資の初心者です。
どのような銘柄を買ったらいいのか、わかりません。
具体的な銘柄の選び方を教えてください…。
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- カンタン!株式投資の銘柄選びは2つだけ!
- 【株式投資】NGな銘柄選びを3つ紹介!
この記事を書いている私は、現役の株式投資家で投資歴は10年以上。
毎日、日経新聞・会社四季報・企業のIR資料をチェックし、投資先のフォローと新規投資先の開拓を行っています。
現在、成長株を約110銘柄、高配当株を約100銘柄をウォッチしていて、銘柄選びには自信があります。
今回の記事を読むことで、「おすすめしたい、株式投資の銘柄選び」と「やってはいけない、NGな銘柄選び」の両方を知ることができます。
銘柄選びは、株式投資で儲けるためのポイントの1つです。ぜひ、本記事を参考にしてください!
※記事は2~3分で読み終わります。
カンタン!株式投資の銘柄選びは2つだけ!
どのような株を選び、投資するかは、「目指すべき目標」によって異なります。
このブログでは下記の目標を達成するために、副業や投資のノウハウを紹介しています。
会社員を卒業して、地方でのんびりと不労所得で生活する
なので、株式投資の目的は、次の2つになります。
- 自己資金を増やす
- 将来の安定収入をつくる
これらの目的を達成するための銘柄選びは、下記のとおり…。
- その①:成長株へ投資する
- その②:高配当株へ投資する
それでは、一緒に見ていきましょう。
その①:成長株へ投資する
銘柄選びの1つ目は成長株投資で、投資の目的は自己資金を増やすことです。
✓ 成長株投資とは?
売上高や利益が毎年増加し、将来的にも増加が見込まれる企業へ投資する手法です。
✓ 成長株をすすめる理由
成長株をおすすめする理由は、下記のメリットがあるから…。
- 自己資金を2~4倍に増やせる
- 自己資金が10倍(テンバガー)になる可能性もある
成長株への投資で、買値から2~4倍のリターンを狙えます。
なぜなら、増収率(売上高の伸び)が20%以上の企業へ投資するからです。
例えば売上高100億円の企業が、毎年20%成長した場合の4年後の売上高は、以下のように2倍になります。
100億円 ×(1+0.2)4 = 207億円
このように成長する企業の株価は、2倍にはとどまらず、3~4倍に上昇します。
さらに、増収率が上振れしたり、市場からの評価が上昇(=PERの上昇)した場合には、10倍株(テンバガー)達成も夢ではありません!
✓ 成長株の選び方
成長株を選ぶ際のポイントは、下記のとおり。
- 売上高の伸び(増収率)が20%以上の企業を狙う
- 市場は、グロース市場をメインに投資する
- 業種は、情報・通信、サービス業がおすすめ
- 時価総額300億円以下の小型株を狙う
✓ おすすめの成長株を紹介
おすすめの成長株を5つ紹介します。
※あくまでも、参考例です。投資は自己責任でお願いします m(_ _)m
- ケアネット(2150)
- 霞ヶ関キャピタル(3498)
- トビラシステムズ(4441)
- ライトアップ(6580)
- ファイバーゲート(9450)
こちらの記事も参考にしてください。
>> 【2022年版】成長株投資とは?メリット・デメリットを解説
その②:高配当株へ投資する
銘柄選びの2つ目は高配当株投資で、投資の目的は将来の安定収入をつくることです。
✓ 高配当株投資とは?
配当利回りが5%以上の株式へ投資する手法です。
ちなみに、日本株の平均配当利回りは2%くらい…。
✓ 高配当株をすすめる理由
高配当株をおすすめする理由は、下記のメリットがあるからです。
- 配当利回り5%以上を狙える
- 将来の安定収入・不労所得になる
- 成長株投資との併用で、リスクを低減できる
利回り0.002%の銀行預金と違い、5%以上の配当利回りを期待できるので、将来の安定収入・不労所得になります。
また、成長株(ハイリスク)と高配当株(ローリスク)へ投資することで、リスクヘッジにもなります。
✓ 高配当株の選び方
高配当株を選ぶ際のポイントは、下記のとおり。
- 配当利回りが5%以上の企業へ投資する
- 過去10年の業績が安定している企業を選ぶ
- 過去10年間で、減配や無配のない企業を選ぶ
- 中期経営計画で、今後の配当政策を確認する
✓ おすすめの高配当株を紹介
おすすめの高配当株を5つ紹介します。
※こちらも、参考例です。投資は自己責任でお願いします m(_ _)m
- エフティグループ(2763)
- ウイルテック(7087)
- FPG(7148)
- コネクシオ(9422)
- イエローハット(9882)
こちらの記事もご覧ください。
【株式投資】NGな銘柄選びを3つ紹介!
- 自己資金を増やす
- 将来の安定収入をつくる
上記の目的を達成しづらい、NGな銘柄選びは下記のとおり。
- その①:「株主優待」目的の投資
- その②:割安株(バリュー株)への投資
- その③:材料株(テーマ株)への投資
それでは、解説していきます。
その①:「株主優待」目的の投資
✓ 株主優待とは?
企業が株主に対して、自社製品やサービスなどをプレゼントする制度。
配当金と同様、企業が行う株主還元の1つです…。
すかいらーくホールディングス(3197)の「株主様ご優待カード」や、オリエンタルランド(4661)の「1デーパスポート」などが有名。
✓ 「株主優待」目的の投資がNGな理由
「株主優待」目的の投資がNGな理由は、下記のとおりです。
- 株主優待の改悪や廃止の可能性がある
- 株式投資の醍醐味を味わえない
ここ数年の外食株のように、株主優待の内容が改悪されたり、廃止になることがあります。
さらには、優待制度の改悪・廃止を受けて、株価が大きく下落するリスクもあります。
また、株式投資の醍醐味(売却益で大きく儲ける、配当金で安定収入を稼ぐ)も得られません。
その②:割安株(バリュー株)への投資
✓ 割安株(バリュー株)とは?
企業価値(業績や資産)が市場から評価されずに、株価が安く放置されている株のことです。
割安株の判断で使われる株価指標は、下記の2つ。
- PER(株価収益率)が10倍以下
- PBR(株価純資産倍率)が1倍以下
例えば、
「RERは通常、15~25倍くらいあるのが普通なのに、10倍以下なら割安。」
「PBRが1倍以下ということは、企業の解散価値よりも安く買えるのでお買い得。」
などと、判断します。
ですが、株式投資はこんなに単純ではありません…。
✓ 割安株(バリュー株)投資がNGな理由
割安株がNGな理由は、下記のとおりです。
- バリュートラップにハマる危険性がある
- 投資するか否かの判断基準が、株価になっている
バリュートラップ(割安株のワナ)とは、安く買った企業の株価が、何年も上昇しないことを言います。
購入の動機が「株価の安さ」のため、株価の値上がりを待てずに、儲かる前に売却してしまうのです。← その間の時間がロスになる!
株式投資は企業の一部を買うことです。
企業の業績などをしっかり確認して購入しましょう。
「株価の安さ」で購入するのはNGです!
その③:材料株(テーマ株)への投資
✓ 材料株(テーマ株)とは?
社会で話題になっている「今が旬!」のテーマに関連した銘柄のことです。
最近であれば、環境関連、EV、エネルギー、宇宙開発などでしょうか…。
✓ 材料株(テーマ株)投資がNGな理由
材料株がNGな理由は、下記のとおり。
- 株価が高値のことが多く、損をする可能性が高い
- 業績の裏付けがないため、材料次第で極端な値動きになる
SNSや株式雑誌などで、注目テーマとして取り上げられた時点で、株価はかなりの高値になっています。
私たち一般投資家が情報を知るタイミングでは、遅すぎます!← 孫正義さんのような情報網と資金力があれば、話は別ですが….。
また、話題先行で業績の裏付けがないため、長期的かつ持続的な株価上昇が難しいこともデメリットです。
おまけ
最後に一言…。
株式投資成功の秘訣は、「投資の王道を歩む」ことです。
- 株式投資は、「企業の一部を買うこと」と理解する
- 毎朝、日経新聞に目を通し、会社四季報で有望銘柄を探しつつ、決算短信で企業の業績を丁寧に追っていく
少し長くなってしまいました…。今回は以上です。