キリンの株価はなぜ安いのですか?
今後の株価・配当金の見通しについても教えてください。
こういった質問に答えます。
こんにちは、ブロガー&投資家のフリーです。
今回は、「キリンの株価はなぜ安い?」「キリンの配当金はいつもらえる?」「キリンの今後の株価・配当金はどうなる?」を中心に解説します。
ポイントは下記のとおり。
- キリンの株価が安い理由①:国内ビール類市場の低迷
- キリンの株価が安い理由②:子会社の業績不振&事業撤退
- キリンの株価が安い理由③:ヘルスサイエンス事業の成長性が不透明
- キリンの配当金は、中間配当と期末配当に分けて支払われる
- 中間配当の支払日は 9月上旬
期末配当の支払日は 3月下旬 - キリンの2024年12月期の予想配当金は 71円。前期と同額になる見込み
- キリンの株価は今後の業績次第だが、2,400~3,000円を目指す展開に…
※記事は2~3分で読み終わります。
キリンはどんな会社?
キリンホールディングス(2503)は、国内4大酒類メーカーの1つ。
ビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)のシェアでは、アサヒグループホールディングス(2502)と首位争いを演じています。
会社全体の売上規模は、約2.1兆円で酒類メーカーの中では第2位。第1位のアサヒグループホールディングス(売上高、約2.7兆円)の背中を追う立場です。
おもなブランドは、『一番搾り』『本麒麟』『のどごし〈生〉』『氷結』など。
※2024年4月には、17年ぶりの新ブランド・ビール『晴れ風』を発売。
ビールだけでなく、発泡酒、チューハイなど、多彩なラインナップで、愛飲家たちを楽しませてくれています。
また、子会社の医薬品メーカー、協和キリン(4151)の売上高は約4,400億円。売上規模6,800億円の国内ビール事業に次ぐ、キリンの稼ぎ頭になっています。
さらに、キリンはプラズマ乳酸菌(iMUSE:イミューズ)関連を中心とする、ヘルスサイエンス事業を強化中。
2023年の売上高1,034億円を、2030年以降には 5,000億円へと、5倍に拡大させるという目標を掲げています
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | キリンホールディングス |
証券コード | 2503 |
本社 | 東京都中野区中野 |
設立 | 1907年2月 |
決算 | 12月31日 |
市場 | 東証プライム |
主な事業内容 | 国内ビール、国内飲料、医薬品 など |
従業員数(連結) | 約30,000名(2023年12月期) |
売上高 | 2兆1,343億円(2023年12月期) |
配当利回り | 3.44%(2023年12月期) |
株価 | 2,175円(2024年5月31日終値) |
購入できる証券会社 | 松井証券、moomoo証券 など |
キリンは、ネット証券で購入するのが便利で、手数料もお得です。
松井証券の場合、1日の取引額が50万円以下であれば手数料は無料です。ぜひ、この機会に口座を開設しておきましょう。
キリンの業績推移&見通し
キリンの過去6期分の業績と、2024年12月期の業績見通しは、下記のとおりです。
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 |
---|---|---|---|
2018年12月 | 1兆9,305億円 | 1,983億円 | 1,642億円 |
2019年12月 | 1兆9,413億円 | 877億円 | 596億円 |
2020年12月 | 1兆8,495億円 | 1,029億円 | 719億円 |
2021年12月 | 1兆8,215億円 | 680億円 | 597億円 |
2022年12月 | 1兆9,894億円 | 1,160億円 | 1,110億円 |
2023年12月 | 2兆1,343億円 | 1,502億円 | 1,126億円 |
2024年12月(予想) | 2兆2,700億円 | 1,850億円 | 1,310億円 |
売上高に関しては、2018年から2019年12月期にかけて、僅かですが増加傾向でした。
コロナの影響が大きかった2020年&2021年12月期は、売上高が2期連続で減少しました。
2022年12月期は、医薬品事業とオーストラリアの酒類事業が好調で、1兆9,000億円台を回復。
2023年12月期には、2兆1,000億円台に。2015年12月期以来、8期ぶりに売上高2兆円を突破しました。
一方で、営業利益と純利益に関しては、2019年12月期から低迷が続いています。
その大きな要因は、度重なる減損損失の計上です。
1つ目が、オーストラリア飲料事業での減損損失571億円(2019年12月期)です。
キリンは飲料事業の内、チーズ部門の外部への売却を決めていましたが、同部門の収益性の低下により減損が発生しました。
2つ目は、ミャンマー事業からの撤退に伴う減損損失の発生です。これにより、2021年12月期に680億円の損失を計上することになりました。
3つ目は、協和発酵バイオの収益性の悪化に伴う減損損失の計上です。こちらに関しては、2022年12月期に430億円の損失を計上しています。
2023年12月期は、売上高が2兆円を突破し、営業利益・純利益ともに増益を確保。業績全体に、ようやく明るさが戻ってきました…。
キリンの株価推移(過去5年チャート)
キリンの株価推移(過去5年分)は、下記のとおり。
※株価チャートは拡大できます。
キリンの株価は、2019年2月に2,729円の高値をつけました。
ここ10年間では、2018年4月の3,199円、2017年12月の2,948.5円に次ぐ、3番目の水準です。
その後5年間(2019年~2023年)、株価は業績の悪化を反映し、上げ下げを繰り返しながら、高値の水準を切り下げていきました。
年 | 株価:高値(月/日) |
---|---|
2019年 | 2,729円(2/6) |
2020年 | 2,591円(2/14) |
2021年 | 2,429.5円(1/4) |
2022年 | 2,305.5円(8/31) |
2023年 | 2,245円(4/26) |
2024年 | 2,305円(5/1) |
※2024年は、5月31日までの株価を参考に作成。
上記のとおり、高値が2,700円台(2019年)から毎年下がってきており、2023年には2,200円台になっています。
ここ数年何度も発生している減損損失と、これに伴う業績の下方修正で、投資家が疑心暗鬼になっており、キリン株を積極的に買いにくいことが原因の1つと考えられます。
ちなみに、ここ5年間での最安値は2022年3月に記録した1,739円で、ミャンマー事業からの撤退とこれに伴う減損損失を発表したタイミング(2022年2月)とほぼ重なります。
その後、2022年6月頃から株価は回復したものの、2022年末にかけて下落。再び、2,000円を割り込みました。
協和発酵バイオに関する悪材料がウワサされていた時期です。
2024年に入ると、好調だった決算(2023年12月期)を背景に、一瞬ですが、株価が2,300円台に乗せました。
現在の株価は、再び軟調な展開になり、2,100円台で推移しています。
キリンの株価はなぜ安い?
キリンの株価は、全般的に弱含みの傾向が続いてます。なぜ、キリンの株価は安いのでしょうか?
キリンの株価が安い理由は、下記の3点にあると考えます。
- 理由①:国内ビール類市場の低迷
- 理由②:子会社の業績不振&事業撤退
- 理由③:ヘルスサイエンス事業の成長性が不透明
それぞれ解説します。
理由①:国内ビール類市場の低迷
理由の1つ目は、国内ビール類市場の低迷です。
国内ビール類市場は、1994年をピークに縮小傾向が続いています。
とくに、キリンのビール類の販売数量は、ここ10年で2割以上減少しています。
国内ビール事業が一番の稼ぎ頭(売上高の約30%)であるキリンにとって、長年の懸案事項であり、キリンの株価が安い理由となっています。
キリンの国内ビール事業の売上高は、ここ5年くらい6,600~6,800億円程度であり、頭打ちになっています。
なお、キリンは2024年4月に新ブランド・ビール『晴れ風』(※)を発売しました。
※2007年発売の『ザ・ゴールド』以来、17年ぶりの新ブランド・ビール。
経営陣の思惑どおり、『一番搾り』に次ぐ第2の柱に成長すれば、風向きが少し変わるかもしれません…。
理由②:子会社の業績不振&事業撤退
理由の2つ目は、子会社の業績不振&事業撤退です。
具体的には、下記の通り。
- オーストラリア飲料事業:チーズ部門の売却で減損が発生
- ミャンマー・ブルワリー:クーデター発生により、ミャンマーから事業撤退
- 協和発酵バイオ:アミノ酸事業の収益性が悪化し、減損が発生
1つ目は、オーストラリア飲料事業での減損損失571億円の計上(2019年12月期)です。
キリンは飲料事業の内、チーズ部門を外部へ売却しました。異常気象による仕入れ原価の上昇のため、チーズ部門の収益性が低下。売却の際には、減損が発生しました。
2つ目は、クーデターが発生したミャンマー事業からの撤退と、これに伴う減損680億円の発生(2021年12月期)です。
キリンは海外のビール需要を取り込むため、2015年8月、ミャンマー・ブルワリーを買収しました。
ところが、2021年2月、ミャンマーでクーデターが発生。クーデターを起こしたミャンマー軍の発砲で、市民100名以上が犠牲になるという悲劇が起きてしまいます。
ミャンマー・ブルワリーは、そのミャンマー軍系企業との合弁会社だったため、キリンにも人的被害への批判が届くこととなり、ミャンマーからの撤退になりました。
3つ目は、協和発酵バイオの採算性の悪化です。これに伴い430億円の減損が発生(2022年12月期)しました。
2019年2月に買収した協和発酵バイオですが、アミノ酸の原材料費が高騰したことなどにより、収益性が悪化。今回の減損処理に至りました。
以上、ここ4~5年で事業撤退や減損損失を繰り返してきたキリン株に対しては、積極的な買いが集まらず、株安の原因となっています。
理由③:ヘルスサイエンス事業の成長性が不透明
理由の3つ目は、ヘルスサイエンス事業(新たな柱)の成長性が不透明だからです。
先述のとおり、キリンの一番の稼ぎ頭である国内ビール事業は、ここ何年もの間、ほぼ成長が止まっています。
そこで、キリンは新たな収入源として、プラズマ乳酸菌をはじめとするヘルスサイエンス事業に注力しています。
現在、ヘルスサイエンス事業の売上は 1,034億円(2023年12月期)。「同事業の売上高を2030年以降に 5,000億円に拡大し、売上高の20%を稼ぎたい。」と経営陣は語っています。
参考:キリンHD、ヘルスサイエンス事業は30年以降に2割へ拡大へ(Bloomberg)
その戦略の一環として、2023年8月、オーストラリアの健康食品最大手・ブラックモアズを約1,700億円で買収。
同社が所有する海外向けの販路(オーストラリア・東南アジア・中国・インド)を活用し、ヘルスサイエンス事業の成長を加速させる考えです。
ですが、ヘルスサイエンス事業が順調に成長するかは不透明です。
現在、ヘルスサイエンス事業の売上高は約1,000億円。キリンの全売上高(約2兆1,000億円)の5%未満。
売上高 5,000億円はあくまでも「現時点での目標」であり、目標を下方修正することも大いにあり得ます。
さらに、ブラックモアズ社の業績不振や減損が発生する可能性も否定できません。
投資家は、キリンの海外事業の失敗をよく覚えています。
このため、株価はイマイチ盛り上がりません。
キリン100株はいくらで買える?
キリン100株を購入する場合、下記で計算できます。
株価 × 100株 + 手数料 = 購入資金
2024年5月31日のキリンの終値は、2,175円なので、これで計算してみます。
ちなみに、私も利用している松井証券の場合、50万円までの取引なら、手数料は無料となっています。
2,175円 × 100株 + 0円= 217,500円
22万円くらいで、キリンの株主になれます。
キリン100株で配当金はいくらもらえる?
キリンの2023年12月期の配当金は、下記のとおり。
時期 | 配当金 |
---|---|
中間配当(2023年6月) | 34.5円 |
期末配当(2023年12月) | 36.5円 |
合 計 | 71円 |
上記のとおり、キリンの配当金は、2回に分けて分配されます。
100株を保有している場合、7,100円の配当金を受け取ることができました。
※なお、実際の手取り額は5,658円(20.315%の所得税・住民税が引かれる)です。
配当金の額は、業績によって変化します。moomoo(ムームー)などの株アプリで、会社の業績を定期的にチェックしましょう。
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キリンの配当金はいつもらえる?
✓ キリンの配当金の権利確定日は?
キリンの配当金の権利確定日は、6月30日(中間配当)と12月31日(期末配当)です。
権利確定日の2営業日前を「権利付き最終日」と言います。
なので、配当金を受け取るためには、「権利付き最終日」までにキリン株を購入する必要があります。
✓ キリンの配当金の支払日は?
キリンの配当金の支払日は、権利確定日から2~3ヵ月後。
具体的には、中間配当が9月上旬、期末配当が3月下旬になります。
- 中間配当の支払日:9月上旬
- 期末配当の支払日:3月下旬
キリンの株主優待は?
毎年12月31日現在で、キリンの株式を100株以上保有する株主が、株主優待の対象となります。
保有株数 | 優待品の内容 |
---|---|
100~999株 | 1,000円相当のキリン商品4点より選択 |
1,000株~ | 3,000円相当のキリン商品5点より選択 |
100株以上1,000株未満の株主は、「キリンビール詰め合わせ、清涼飲料の詰め合わせ、キリン iMUSE 免疫ケアサプリメント、キリンシティお食事券」の4点から1,000円相当の優待品を選択できます。
1,000株以上の株主は、上記4点または「ワイン詰め合わせ」の中から、3,000円相当の優待品を選択できます。
なお、優待品に代えて「飲酒運転根絶活動への寄付」も選択可能となっています。
また、優待品は毎年変更となりますので、より詳しくは、下記をご覧ください。
参考:キリンHD 株主様ご優待
ライバル企業のアサヒグループHD(2502)も似たような自社商品の詰め合わせ…。
株主優待ではあまり差がないようです。
キリン、今後の株価・配当金の見通し
最後に、キリンの株価と配当金の見通しについて、以下で考察してみます。
キリン、今後の株価の見通し
株価は、下記の計算式で求められます。
EPS(1株利益)× PER(株価収益率)= 株価
2024年12月期のキリンの予想EPSは、161.75円(キリンHD 決算短信より)。
キリンの過去5期分のPERは、最低が14.85倍、最高が35.15倍(キリンHD 有価証券報告書より)。
以上の2つの数字から、キリンの株価を計算すると下記になります。
あくまでも、計算上ですが、「2,402円~5,686円」という株価が算出されました。
次に、過去10年分の株価から、今後の見通しをさらに深掘りして考えてみます。
キリンの過去10年分の株価(高値・安値)は下記のとおり。
年 | 株価:高値 | 株価:安値 |
---|---|---|
2015年 | 1,915円(8/4) | 1,400円(1/16) |
2016年 | 1,984.5円(12/13) | 1,436.5円(2/17) |
2017年 | 2,948.5円(12/26) | 1,792円(2/14) |
2018年 | 3,199円(4/18) | 2,163円(12/26) |
2019年 | 2,729円(2/6) | 2,033円(8/26) |
2020年 | 2,591円(2/14) | 1,825.5円(3/17) |
2021年 | 2,429.5円(1/4) | 1,787.5円(12/2) |
2022年 | 2,305.5円(8/31) | 1,739円(3/11) |
2023年 | 2,245円(4/26) | 1,905.5円(1/13) |
2024年 | 2,305円(5/1) | 2,026.5円(3/12) |
※2024年の株価は、5月31日までのもの。
キリンの株価を過去10年分遡ってみると、2018年4月に記録した3,199円が最高値になっています。
なので、先ほどの計算で算出した、株価 5,686円(PER:35.15倍)は高すぎで、達成は難しい(※)と考えます。
※キリンの業績から判断しても、株価を5,000円台に引き上げるほどのインパクトは見込めません…。
結論として、今後の株価は業績次第ではありますが、「2,400円(PER:約15倍)~3,000円(PER:約19倍)を目指す展開になる」と考えます。
※過去10年分の株価(高値)と、予想EPS × PER = 株価 から算出された数字「2,402円~5,686円」の両方を考慮しました。
キリン、今後の配当金の見通し
キリンの配当実績(過去6期分)と、2024年12月期の予想配当金は下記のとおり。
※配当利回り= 各期の配当金 ÷ 株価(期末)× 100 で算出。
決算期 | 配当金 | 株価(期末) | 配当利回り | 配当性向 |
---|---|---|---|---|
2018年12月 | 51円 | 2,298.5円 | 2.22% | 27.8% |
2019年12月 | 64円 | 2,390円 | 2.68% | 94.1% |
2020年12月 | 65円 | 2,434円 | 2.67% | 76.0% |
2021年12月 | 65円 | 1,847円 | 3.52% | 90.6% |
2022年12月 | 69円 | 2,011円 | 3.43% | 51.1% |
2023年12月 | 71円 | 2,066円 | 3.44% | 51.0% |
2024年12月(予想) | 71円 | - | - | - |
キリンの配当金は、2018年~2019年12月期にかけて、「51円 → 64円」と、大きく増配されました。
ところが、2020年12月期以降は「65円 → 65円 → 69円 → 71円 → 71円(予想)」と、増配の勢いが弱まっています。
現在の株価 2,175円(2024年5月31日終値)で計算すると、予想配当利回りは3.26%(71円 ÷ 2,175円 × 100)になります。
ちなみに、キリンの過去6期分の配当利回りは、2.22~3.52%。平均すると、2.99%です。
東証プライム全銘柄の配当利回りは、2.21%(2024年5月31日、日本経済新聞より)なので、平均よりもほんの少し高い水準です。
日本株には、配当利回り3%以上の会社が1,000社以上(2024年5月31日現在)あるので、配当狙いでキリン株を買うメリットは小さい、と個人的には考えます。
最後に、キリンの配当方針を載せておきます。
1株当たり平準化当期利益(EPS)に対する連結配当性向40%以上による配当を安定的かつ継続的に実施する。
引用元:キリンHD 配当方針
まとめ:今回のポイント
今回は、キリン(2503)について解説しました。
ポイントをおさらいすると、下記のとおり。
- キリンの株価が安い理由①:国内ビール類市場の低迷
- キリンの株価が安い理由②:子会社の業績不振&事業撤退
- キリンの株価が安い理由③:ヘルスサイエンス事業の成長性が不透明
- キリンの配当金は、中間配当と期末配当に分けて支払われる
- 中間配当の支払日は 9月上旬
期末配当の支払日は 3月下旬 - キリンの2024年12月期の予想配当金は 71円。前期と同額になる見込み
- キリンの株価は今後の業績次第だが、2,400~3,000円を目指す展開に…
キリンの強みは、事業内容が国内ビール・国内飲料・医薬品・オーストラリア酒類など、多岐にわたり、売上が安定していることです。
一方で、キリンの弱みは、国内ビールや国内飲料などの成長性が乏しく、売上が頭打ちになっていることです。
企業の成長性を取り戻すべく、キリンが注力しているのがプラズマ乳酸菌などのヘルスサイエンス事業で、2023年8月にはオーストラリアの健康食品大手・ブラックモアズを買収しました。
現在、売上高1,000億円のヘルスサイエンス事業がどこまで成長するのか要注目です!
キリン株に興味のある方は、moomoo(ムームー)などの株アプリを利用して、会社の動向&業績をこまめにチェックすることをオススメします。
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※投資判断は自己責任でお願いします。
今回は以上です。