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【2024年版】成長株投資とは?メリット・デメリットを解説

2022/03/29

成長株投資を始めたい人

お悩みくん

株式投資を始めようと思っています。とくに成長株に興味があります。
成長株投資のメリット・デメリット、始め方を教えてください。

こういった質問に答えます。

本記事の内容

  • 成長株投資とは?                  
  • 成長株投資のメリット
  • 成長株投資のデメリット        
  • 成長株投資の始め方

この記事を書いている私は、株式投資歴10年以上。

成長株投資で、自己資金を増やし、増えた自己資金を不動産&高配当株へ再投資してきました。

現在は不動産&株式投資家として、田舎でのんびりと不労所得生活を送っています。

今回の記事を読むことで、「成長株投資のメリット・デメリット」、「成長株投資の始め方」がわかります。

成長株投資には、自己資金を4~5倍にできる「夢」があります。

ぜひ今回の記事を参考にして、成長株投資にチャレンジしてみてください!

※記事は3分くらいで読み終わります。

成長株投資とは?

成長株投資とは、売上高や利益が毎年増加し、今後も増加が見込まれる企業へ投資する手法です。

グロース株投資とも呼ばれています。

『ピーター・リンチの株で勝つ』の著者、ピーター・リンチ氏は成長株投資のカリスマで、日本にも多くのファンがいます。

日本の個人投資家、五味大輔さん、片山晃さん、エナフン(奥山月仁)さんなども、成長株投資で成功されています。

✓ 成長株投資のポイント

  • 売上高の伸び(増収率)が20%以上の企業へ投資する
  • グロース市場の銘柄をメインに投資する
  • 業種は情報・通信、サービス業がおすすめ
  • 時価総額300億円以下の小型株を狙う
  • 創業者が筆頭株主の企業(=オーナー企業)を狙う
  • 上場後2~5年くらいの銘柄にお宝が多い

✓ おすすめ本

  • 奥山 月仁『“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術』日経BP社
  • 渡部 清二『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』東洋経済新報社
  • ピーター・リンチ『ピーター・リンチの株で勝つ』ダイヤモンド社

成長株投資のメリット

成長株投資には、下記のようなメリットがあります。

  • その①:自己資金を4~5倍に増やすことができる
  • その②:株価10倍のテンバガーも夢ではない
  • その③:長期投資になるので、毎日株価を気にしなくてよい

それぞれ解説していきます。

その①:自己資金を4~5倍に増やすことができる

成長株への投資で、購入した株価の4~5倍くらいのリターンを狙えます。

なぜなら、成長株投資では増収率20%以上の小型株に投資するので、企業の成長が株価に与えるインパクトが大きいからです。

例えば、売上高100億円の企業が毎年20%成長した場合、4年後の売上高は2倍になります。

100億円 × (1+0.2)4 = 207億円

このような急成長を市場参加者が評価し、さらなる成長期待も加味され、株価は2倍、3倍、4倍と上昇していきます。

※ただし、株価が上昇するには通常3~4年ほどかかります。

私自身も、日本M&Aセンター(2127)アークランドサービスホールディングス(3085)への投資で資金を約5倍にしました!

その②:株価10倍のテンバガーも夢ではない

株価が10倍になるテンバガーも夢ではありません。

ただし、テンバガーに関しては「運」の要素も大きいので、あくまでも4~5倍株のおまけくらいに思った方がよいかもしれません。

ちなみに、ここ数年で10倍株になった銘柄をいくつか紹介します。

  • ケアネット(2150)
  • SHIFT(3697)
  • チェンジ(3962)
  • 弁護士ドットコム(6027)
  • アイ・アールジャパンホールディングス(6035)
  • レーザーテック(6920)

その③:長期投資になるので、毎日株価を気にしなくてよい

毎日の株価を気にしなくてよいのも、メリットの1つ。

成長株への投資は3~4年をかけて、じっくりとリターンを得る投資手法だからです。

基本的には、3ヶ月に1度の「決算短信」や「会社四季報」で、業績などをチェックすればOK

デイトレードのように1日中、パソコンに張り付く必要もないのでオススメです。

成長株投資のデメリット

もちろん、成長株投資にはデメリットもあります。

主なものは下記のとおり。

  • その①:配当金が少ない、もしくは0円
  • その②:株価が割高な銘柄が多い
  • その③:利益を得るのに3~4年はかかる
  • その④:株価が大きく下落し、損をする可能性がある

こちらも、解説していきます。

その①:配当金が少ない、もしくは0円

成長株は、配当金をほぼ出しません。

なぜなら、儲けた利益を次の成長のための設備投資やM&Aなどに投下するからです。

配当金狙いなら、高配当株投資REIT(不動産投資信託)をおすすめします。

いずれも、利回り4~5%くらい狙えます。

こちらの記事が参考になります。

>> 高配当株投資とは?始め方、メリット・デメリットも解説

その②:株価が割高な銘柄が多い

株価が割高な銘柄が多いのも、成長株の特徴です。

将来の成長を先取りした株価になっているからです。

PER(株価収益率)が50倍、100倍という銘柄もありますが、ハイリスクなので投資は避けましょう。

購入したい成長株は、株価が割高なケースが多いもの…。
成長株への投資機会は、1年に1回か2回、あるかないかです。
株式市場が暴落した時がチャンス! 勇気を出してコツコツと買い進めましょう!

フリー

その③:利益を得るのに3~4年はかかる

成長株で利益を確保するには3~4年は必要です。

株式市場で人気化していない銘柄を、数年後の成長を見越して投資するからです。

私の経験だと、日本M&Aセンターで利益を得るのに3年かかりました。

「株の儲けはガマン料」という言葉のとおり、どこまで辛抱して持ち続けられるかがポイントになります。

その④:株価が大きく下落し、損をする可能性がある

何らかの要因で業績が悪化し、株価が大きく下落する可能性もあります。

成長株投資は、「将来の成長性」という不確実性に投資する行為だからです。

私も、成長株で何度か痛い目にあっています。

ここ最近では、遺伝子治療薬のベンチャー企業、モダリス(4883)への投資で損を出してしまいました…。

こちらの記事もご覧ください。

>> 【初心者向け】株式投資のリスクとは?対処法も一緒に紹介

成長株投資の始め方

成長株投資は、下記の手順で始めるとよいでしょう。

  • 手順①:本で勉強する
  • 手順②:資金を用意する
  • 手順③:証券口座を開設する
  • 手順④:銘柄を選ぶ
  • 手順⑤:3ヶ月に一度、決算短信をチェックする
  • 手順⑥:3~4年保有し、買値の2~5倍を狙う

以下で説明します。

手順①:本で勉強する

まずは、株式投資の基礎を本で学びましょう。

おすすめ本をいくつか紹介しておきます。

  • ジョン・シュウギュウ『世界一やさしい 株の教科書 1年生』ソーテック社
  • 安恒 理『マンガでわかる最強の株入門』新星出版社
  • 安恒 理『いちばんカンタン! 株の超入門書』高橋書店
  • ピーター・リンチ『ピーター・リンチの株で勝つ』ダイヤモンド社
  • 奥山月仁『“普通の人”だから勝てる エナフン流株式投資術』日経BP社

前半の3冊が、株式投資の入門書。

後半の2冊が、成長株投資向けの本です。ぜひ、読んでみてください!

手順②:資金を用意する

株式投資は10万円あればスタートできます。

成長株であっても、1,000円以下で購入できる銘柄が結構あるからです。

※100株単位で購入するので、株価が1,000円なら10万円になります。

ただし、投資は余裕資金で行うようにしましょう。

3~4年は、ガマンが必要だからです。← 資金が固定化される!

手順③:証券口座を開設する

次は、証券口座の開設です。

おすすめは、ネット証券です。

ネット証券のメリットは下記のとおり。

  • 売買手数料が安い
  • わずらわしい営業がない
  • 場所や時間を得ればずに売買できる
  • 投資情報を豊富に提供してくれる

おすすめのネット証券も、いくつか紹介しておきます。

  • SBI証券
  • 松井証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

手順④:銘柄を選ぶ

証券口座を開設したら、購入する銘柄を選びましょう。

  • 市場:グロース市場
  • 業種:情報・通信、サービス

将来の成長株は上記の中に必ずあります!

参考までに、おすすめの成長株を3つご紹介…。

※最終的な判断は、自己責任でお願いします m(_ _)m

  • トビラシステムズ(4441)
  • ライトアップ(6580)
  • 霞ヶ関キャピタル(3498)

手順⑤:3ヶ月に一度、決算短信をチェックする

株式購入後は、定期的に業績をチェックしましょう。

企業が3ヶ月ごとに公表する決算短信を確認するのがオススメ。

引用元:トビラシステムズ 決算短信

決算短信で見るべき点は下記の2つ。

  • 売上高や営業利益、純利益の進ちょく率
  • 業績予想の修正の有無

※こちらの記事が参考になります。

>> 決算短信の読み方をサクッと解説!【ポイントは5つだけ】

手順⑥:3~4年保有し、買値の2~5倍を狙う

成長株を購入したら、3~4年は保有を続けましょう。

企業の成長と市場の評価は必ずしも一致せず、ある程度の時間が必要だからです。

株価 = 企業の成長(EPS)× 市場の評価(PER)

株価は上記の公式により決まりますので、EPS(1株当り利益)が増加する成長株を保有し続ければ、いずれPERも上昇し、買値の2~5倍を狙えるようになります。

今回は以上です。

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