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『入社1年目の教科書』の書評・まとめ【新入社員向け】

2022/09/16

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お悩みさん

岩瀬大輔(著)『入社1年目の教科書』の書評・まとめを知りたい。

こういった悩みに答えます。

本記事の内容

  • 『入社1年目の教科書』の基本情報  
  • 『入社1年目の教科書』の書評                                      
  • 『入社1年目の教科書』のまとめ                   
  • まとめ

『入社1年目の教科書』は2011年に出版後、50万部以上を売り上げた、元ライフネット生命保険取締役会長の岩瀬大輔さんの著書になります。

岩瀬さんは、東京大学在学中に司法試験に合格、ハーバード大学への留学、30代でライフネット生命保険の設立に参画などの実績をもつビジネスパーソンです。

本書は、その岩瀬さんが自身の経験をもとに、50のルールを新入社員向けに具体的にアドバイスをしてくださいます。

私自身は、そろそろ会社員を辞めようという時期に本書を読んだのですが、もっと早く、できれば、入社3年以内に読みたかったと後悔したほど良い本でした。

今回は、新入社員のみなさんにオススメしたい『入社1年目の教科書』の書評・まとめをしていきます。

※記事は3分以内に読み終わります。ぜひ、今後の参考にしてください!

『入社1年目の教科書』の基本情報  

『入社1年目の教科書』の基本情報は、下記のとおりです。

  • 書 名:入社1年目の教科書  
  • 著 者:岩瀬大輔
  • 出版日:2011年5月20日           
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 定 価:本体1,429円+税

著者の岩瀬大輔さんのプロフィールは、こちらをご覧ください。

岩瀬 大輔(いわせ だいすけ)

1976年埼玉県生まれ。
東京大学法学部在学中に司法試験に合格。
1998年卒業後、ボストン・コンサルティング・グループなどを経て米国に留学。
2006年ハーバード経営大学院(HBS)を日本人4人目のベイカー・スカラー(成績上位5%表彰)として修了。

帰国してライフネット生命保険設立に参画。
2010年、世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出。
内閣府IT戦略本部専門調査会委員。

引用元:『入社1年目の教科書』著者紹介より

ちなみに、岩瀬さんは2019年にライフネット生命保険を退任した後、ベンチャーキャピタル「スパイラルキャピタル」社のマネージングパートナーに就任されています…。

『入社1年目の教科書』は、50のルール(項目)で構成されています。
おもな項目は、下記のとおり。

  • 何があっても遅刻はするな
  • 仕事は復習がすべて
  • 仕事は盗んで、真似るもの
  • 脳に負荷をかけよ
  • 仕事に関係ない人とランチせよ
  • ビジネスマンはアスリート

本書を読むことで、岩瀬さんの仕事に対する向き合い方、勉強方法、情報収集のやり方などを知ることができます。

『入社1年目の教科書』の書評                    

『入社1年目の教科書』の書評を紹介していきます。

  • 書評①:仕事において大切な3つの原則が学べる
  • 書評②:一流の会社員になるための方法がわかる

それでは、見ていきましょう。

書評①:仕事において大切な3つの原則が学べる

岩瀬さんは、仕事において大切な原則が3つあると言っています。

それは、下記のとおり…。

  • 原則①:頼まれたことは、必ずやりきる
  • 原則②:50点で構わないから早く出せ
  • 原則③:つまらない仕事はない

これらの原則は、当たり前かも知れませんが、すべて「言うは易く行うは難し」のことばかりです。

新入社員の方が、この3原則を1年間守り続ければ、ほかの同僚たちよりも大きく成長できることは、ほぼ確実です。

書評②:一流の会社員になるための方法がわかる

本書を読むことで、一流の会社員になるための方法もわかります。

岩瀬さんは、具体的に下記のようなアドバイスをしています。

  • 「いつまでに」、「何のために」を常に問え
  • 新入社員であっても、会議では発言せよ
  • 自分の会社の財務諸表を読み込め
  • 経営者目線で、自分の仕事に取り組め

「会社という組織で、生き生きと仕事をしたい」、「ビジネスパーソンとして成功したい」と思っている新入社員の方は、たくさんのヒントを得ることができるでしょう。

『入社1年目の教科書』のまとめ                  

『入社1年目の教科書』のまとめについて紹介します。

  • まとめ①:何があっても遅刻はするな
  • まとめ②:情報は原典に当たれ
  • まとめ③:社会人の勉強は、アウトプットがゴール
  • まとめ④:叱られたら意味を見出せ
  • まとめ⑤:何はともあれ貯蓄せよ

それでは、見ていきましょう。

まとめ①:何があっても遅刻はするな

新卒入社や転職初年度の社員に対して、受け入れる側が最初に持つのは、優秀な人物かどうかという視点ではありません。

「社会人として当たり前のことを、ちゃんとやれる人物か」

人物を値踏みする目が注がれていることを強く意識してください。
最初が肝心です。

新人時代の印象でその後のキャリアが決まると思って行動してください。

引用元:『入社1年目の教科書』21pより

まとめ②:情報は原典に当たれ

何かを調べようとしたとき、書店や図書館で書籍を探したり、インターネットで検索すると思います。

関連する資料に行き当たったら、その資料にある参考文献にも当たってください。

その文献にも、さらに参考文献が書いてあります。そうしてさかのぼっていけば、目指す原典にたどり着く可能性が高まるのです。

引用元:『入社1年目の教科書』85pより

まとめ③:社会人の勉強は、アウトプットがゴール

たとえばマーケティングの本を読んだとします。

「ああ、勉強になったなあ」

そこで終わってしまっては、勉強した意味がありません。僕だったら、ライフネット生命にどう当てはめられるかという視点で読んでいきます。

この部分はそのまま使える。この話はこう読み替えればいいのではないか。
ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットに結びつけるべきだと僕は思っています。

引用元:『入社1年目の教科書』117pより

まとめ④:叱られたら意味を見出せ

叱られる原因は、必ずしも納得できるものとは限りません。
場合によっては、理不尽とも言える叱責を受けないとも限りません。

そんなとき、心の状態をどのように持っていくか。
対処法は1つしかありません。前向きに捉えるのです。

叱られたことは、すべて糧になる。自分が強くなるために必要なことだ。
もっと大きな失敗をしなくて良かった。考え方はいろいろです。

僕は、すべてのことに意味があると考えるようにしています。

引用元:『入社1年目の教科書』166pより

まとめ⑤:何はともあれ貯蓄せよ

僕の父親は、あれこれと口うるさく言わない人でした。
そんな父から、社会人になるときにこんなことを言われました。

「1つだけお前にアドバイスしたいことがある。貯金しろ」

貯蓄をすることが、お金のリテラシーを身につけることにつながるのです。
目の前に自由に使えるお金が30万円あったら、人間の行動は変わります。

引用元:『入社1年目の教科書』207-209pより

まとめ                               

冒頭にも書きましたが、私が『入社1年目の教科書』を手にしたのは、脱サラに向けて準備をしていた頃でした…。

正直なところ、もう少し早く読んでいたら、会社員として、さらに充実した生活が送れたのでは…、と後悔したのを覚えています。

また、今回の記事で紹介したこと以外にも、本書にはたくさんのアドバイスが語られています。

「仕事は根回し」、「悩みは関係ない人に相談」、「本を速読するな」、「新聞は2紙以上、紙で読め」、「仕事に関係ない人とランチせよ」 etc.

新入社員の方だけではなく、入社2年目以降の方も、ぜひ一読してみてください。
本書を読み、実践することで、会社員としての人生が実り多きなものになることをお約束します!

今回は以上です。

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