freee開業のデメリットや無料で使える理由を教えて下さい。
また、実際に使った感想や利用する際の注意点も知りたい…。
こういった質問に答えます。
本記事の内容
- freee開業を無料で使える理由
- freee開業のデメリット2つ
- freee開業を実際に使ってみた感想
- freee開業を使う際の注意点4つ
- まとめ:デメリットはゼロではないが、使う価値あり!
開業届の作成や提出は、個人事業を始める方にとってかなり面倒な作業ですよね。
ですが最近は、カンタンに開業届を作成&提出できるサービスがいくつか提供されています。
その中でも有名なサービスの1つが、freee開業です。
- 無料で開業届が作成できる
- カンタン5分で開業届が作成できる
- オンラインや郵送で開業届を提出できる
など、魅力的な言葉を Twitter やネットで見かけます。
一方で、「なんで無料なの?」「freee開業のデメリットは?」という疑問や不安を持つ方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、「freee開業を無料で使える理由」「freee開業のデメリット」「実際に使ってみた感想」「freee開業を使う際の注意点」をわかりやすく解説していこうと思います。
開業準備にお悩みの方、freee開業のサービスが気になっている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
freee開業 ※無料で使える!
※記事は3分くらいで読み終わります。
freee開業を無料で使える理由
freee開業とは、「開業届」や「青色申告承認申請書」など開業に必要な書類をカンタンに作成できる無料のサービス。
必要な項目を埋めるだけで、面倒な開業届を5分くらいで作成できます。
サービスを提供している会社は、上場企業のfreee(フリー)株式会社です。
✓ freee開業が無料で使える理由
私が実際に感じたこと、ネットで調べた情報をまとめると、下記のとおり。
freee開業を無料で提供し、顧客情報を得て、有料サービス(freee会計など)を紹介するため。
私の場合、2023年4月にfreee開業で開業届を作成したのですが、それ以降下記のようなメールがfreee側から送られてきました。
※freee開業では、サービスを利用する前にアカウント登録が必要です。その際にメールアドレスを入力します。
ただし、このような営業メールは他のサービスを利用してもあることなので、1つの安心材料(=無料の理由がわかった)にしてもらえたらと思います。
freee開業のデメリット2つ
freee開業のデメリットは下記のとおり。
- その①:freeeに個人情報を保管される
- その②:freeeから頻繁に営業メールがくる
※「freee開業」固有のデメリットでないものは、freee開業を使う際の注意点4つにまとめています。
それでは、見ていきましょう。
その①:freeeに個人情報を保管される
アカウントを登録する際に、「メールアドレス や Googleアカウントなど」を入力します。
また、開業届の作成の際に、「氏名、生年月日、住所、電話番号」を入力します。
以上により、個人情報がfreee側に保管されてしまうのは、デメリットの1つだと思います。
freee株式会社の利用規約を載せておきましたので、参考にしてください。
その②:freeeから頻繁に営業メールがくる
デメリットの2つ目が、freeeから頻繁に営業メールがくることです。
先程のものを再掲しておきます。
私の場合、2023年4月中頃に、freee開業で開業届を作成。
2023年5月10日の時点で、freee側から18件のメールが届きました。
freee開業に関連するメールのほか、freee会計をすすめるメールも2件きています。
営業メールが煩わしい人は、早めにメール配信の停止処理をしておきましょう。
メール配信の停止をしてからは、営業メールが来なくなりました。
freee開業を実際に使ってみた感想
- 開業届の作成:freee開業を使うとカンタンにできる!
- 開業届の提出:電子申請ではなく、郵送で提出にするとかなり便利!
※電子申請は、事前の準備がかなり面倒です。
パソコンやスマホでの電子申請の場合、e-Taxの設定や暗証番号の入力など、少し複雑なので途中で挫折してしまうかな… と思いました。
Twitterの口コミで見られるように、freee開業を使えば、カンタンに開業届を作成&提出できると実感しました。
なお、freee開業で開業届を作成&郵送で提出する方法については、こちらの記事をご覧ください。
>>【無料】freee開業で開業届を作ってみた!【カンタン5分でOK!】
freee開業を使う際の注意点4つ
freee開業を使う際の注意点は、下記のとおり。
- 注意点①:営業メールが不要な場合は、早めに処理をする
- 注意点②:電子申請の場合、事前の準備を終わらせておく
- 注意点③:電子申請の場合、税務署の受領印がもらえない
- 注意点④:郵送の場合、返信用封筒&切手を忘れない
1つずつ見ていきましょう。
注意点①:営業メールが不要な場合は、早めに処理をする
前述したとおり、営業メールがかなり頻繁に届きます。
メールが煩わしい場合は、「メール配信の停止」処理を早めにしておきましょう。
注意点②:電子申請の場合、事前の準備を終わらせておく
オンラインで手続きが完了するので便利な電子申請ですが、事前の準備が必要です。
事前準備を怠ると、結構な確率で途中で挫折してしまいます(体験談)。
電子申請をする場合には、下記の3点について準備&確認をしておきましょう。
- マイナンバーカードの発行
- e-Taxの設定(利用者識別番号&電子証明書の登録)
- e-Taxで設定した暗証番号の確認
注意点③:電子申請の場合、税務署の受領印をもらえない
開業届を税務署へ持ち込んだり、郵送する場合、「開業届の控え」に受領印を押してもらえます。
ですが、スマホやパソコンで電子申請をした場合には、税務署の受領印をもらえません。
そのため、「受領印のある開業届の控え」に代わる「開業を証明する書類」が必要になります。
✓ 具体的な対処法
具体的には、e-Taxソフト(WEB版)にアクセスして、下記の2つを印刷しましょう。
- e-Taxの開業届「受信通知」
- e-Taxの開業届「申請データ」
freee開業で電子申請をした場合、e-Taxソフト(WEB版)のメッセージボックスに上記のメッセージが届いているはずです。
注意点④:郵送の場合、返信用封筒&切手を忘れない
郵送で開業届を提出する場合、返信用封筒(切手を貼る)を忘れないように同封しましょう。
税務署の受領印を押した「開業届の控え」を送り返してもらうためです。
ちなみに、税務署へ送る書類は下記のとおり。
- 開業届(提出用)
- 開業届(控え)
- 青色申告承認申請書(提出用)
- 青色申告承認申請書(控え)
- マイナンバーカードのコピー
- 返信用封筒 ※切手を貼る
まとめ:デメリットはゼロではないが、使う価値あり!
今回は、freee開業のデメリットや無料で使える理由などを中心に解説しました。
ご覧いただいたように、freee開業にはそんなに大きなデメリットはありません。
ただし、「freee開業を使う際の注意点」で述べたように、上手に利用するコツがいくつかありますので、そこだけは注意が必要です。
freee開業 ※無料で使える!
本記事が、少しでもお役に立てたら幸いです。