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『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の書評・要約まとめ

2022/11/11

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お悩みさん

古賀 史健(著)『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の書評・要約まとめを知りたい。

こういった悩みに答えます。

本記事の内容

  • 『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の基本情報
  • 『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の書評                                       
  • 『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の要約まとめ                                  
  • おわりに

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、フリーランスライターの古賀 史健(こが ふみたけ)さんの著書になります。

古賀さんは、哲学者の岸見 一郎さんとともに、ベストセラー本『嫌われる勇気』を執筆したことでも有名です。

本書はその古賀さんが、「文章が書けない」人向けに、具体例を交えてわかりやすく、ライティングのコツを教えてくれます。

私にとって本書は、『新しい文章力の教室』とともに、Webライティングの基礎を作ってくれた大切な1冊です。

「話せるのに書けない」、「文章の展開の仕方がわかない」、「そもそも文才がない」など、「書けない悩み」がある人は、ぜひ本記事をご覧ください!

※記事は2~3分で読み終わります。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の基本情報

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の基本情報については、下記のとおりです。

  • 書 名:20歳の自分に受けさせたい文章講義
  • 著 者:古賀 史健
  • 出版日:2012年1月26日 
  • 出版社:星海社
  • 定 価:本体840円+税

著者の古賀 史健さんのプロフィールは、こちらをご覧ください。

古賀 史健(こが ふみたけ)

1973年福岡県生まれ。

かねて映画監督を夢見るも、大学の卒業制作(自主映画)で集団作業におけるキャプテンシーの致命的欠如を痛感し、挫折。

ひとりで創作可能な文章の道を選ぶ。出版社勤務を経て24歳でフリーに。

30歳からは書籍のライティングを専門とする。

以来、「ライターとは ”翻訳者” である」「文章は ”リズム” で決まる」を信念に、ビジネス書や教養書を中心に現在まで約80冊を担当。

本書は単著デビュー作となる。

引用元:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』著者紹介より

本書は、下記の5つのパートで構成されています。

  • ガイダンス その気持ちを「翻訳」しよう            
  • 第1講 文章は「リズム」で決まる
  • 第2講 構成は「眼」で考える
  • 第3講 読者の「椅子」に座る
  • 第4講 原稿に「ハサミ」を入れる

プロのライター・古賀さんが、ライティングのコツを丁寧に教えてくれます。

書くことが苦手な方、コンプレックスを持っている方は、ぜひ一読されることをおすすめします!                            

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の書評

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の書評を紹介していきます。

  • 書評①:「話せるのに、書けない!」を解決してくれる
  • 書評②:「構成」「導入」「論理展開」の重要性を教えてくれる
  • 書評③:誰に向けて文章を書けばよいのかがわかる

それでは、見ていきましょう。

書評①:「話せるのに、書けない!」を解決してくれる

本書を読むことで、「話せるのに、書けない!」というライターの悩みが解決できます。

古賀さんは、文章を書けるようになるためには、下記の視点が必要だと断言します。

  • 書こうとするな! 翻訳せよ!
  • 文章とは、頭の中の「ぐるぐる」を伝わる言葉に翻訳したもの
  • 人は答えを得るために書く、答えがわからないから書く
  • わからないことがあったら、書こう!自分の言葉に翻訳せよ!

ライター初心者だった頃の私は、上記の言葉を聞いても、今ひとつ、理解ができませんでした。

ですが、今なら古賀さんのアドバイスが心の底から理解ができます。

文章力をアップさせるコツは、「書くこと」以外に近道はないからです。

書評②:「構成」「導入」「論理展開」の重要性を教えてくれる

古賀さんは、良い文章(= 読者の心を動かし、新たな行動を促す文章)を書くためには、下記の3つを重視せよと教えてくれます。

  • 構成
  • 導入
  • 論理展開

文章の面白さは、「構成」で決まるとして、導入・本編・結末を「まるで映画を撮影するように考え・組み立てよ」と提案。

そして、「導入」は映画の予告編であるとして、導入部分の大切さを強調しています。

さらに、「論理展開」の重要性も指摘しており、下記の3つを常に意識せよと言います。

  • 主張
  • 理由
  • 事実(具体例)

書評③:誰に向けて文章を書けばよいのかがわかる

本書を読めば、「的外れな文章」、「焦点がぼやけた文章」を書くことを回避できるようになります。

古賀さんは、あらゆる文章には、必ず読者が存在すると言います。

そして、下記のいずれかに向けて文章を書くようにアドバイスをくれます。

  • 10年前の自分
  • 特定の「あの人」← 職場の部下、昔の友達など

このように、読者を限定することで、文章にリアリティが増し、読者の心に響くライティングが可能になると教えてくれます。

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の要約まとめ

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の要約まとめについて紹介します。

  • 要約まとめ①:どうすれば文章が書けるようになるのか?
  • 要約まとめ②:「答え」がわからないからこそ、書く!
  • 要約まとめ③:読者を「説得」するな、「納得」させよ!
  • 要約まとめ④:文章はコミュニケーション
  • 要約まとめ⑤:「いい文章」とは、どんな文章か?
  • 要約まとめ⑥:文章力という「武器」を手に入れよ!

それでは、一緒に見ていきましょう。

要約まとめ①:どうすれば文章が書けるようになるのか?

どうすれば自分の ”感じ” や ”思い” を、文章として正しくアウトプットできるのか?ぼくの結論は、シンプルだ。

書くことをやめて ”翻訳” するのである。

文章とは、つらつらと書くものではない。

頭のなかの「ぐるぐる」を、伝わる言葉に ”翻訳” したものが文章なのである。          

引用元:『20歳の自分に受けさたい文章講義』31pより

要約まとめ②:「答え」がわからないからこそ、書く!

われわれは、理解したから書くのではない。

むしろ反対で、われわれは「書く」という再構築とアウトプットの作業を通じて、ようやく自分なりの「解」を摑んでいくのだ。

順番を間違えないようにしよう。人は解を得るために書くのだし、解がわからないから書くのだ。

おそらくこれは、世界的な文豪たちでも同じはずである。

引用元:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』40-41pより

要約まとめ③:読者を「説得」するな、「納得」させよ!

人は「他人事」では動かない。

基本的にわれわれは、他人事には興味がないのだ。

どんなに立派な教え(英会話をやりなさい、資格をとりなさい、など)であろうと、それが読者にとって「他人事」であるうちは耳を貸そうとしないし、一方的な ”説得” だとして反発する。

逆に言うと、われわれは「これは他人事じゃない!」と感じたとき、ようやく耳を傾けるようになり、自ら歩み寄っていく。

引用元:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』187-188pより

要約まとめ④:文章はコミュニケーション

  • 「小さなウソ」はつかない。細部をどれだけ大事にできるかは、文章の最重要ポイント。
  • 「自分の頭でわかったこと」以外は書かない。
  • 「目からウロコ」は3割、残り7割は「すでにわかっていること」でよい。
引用元:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』226pより

要約まとめ⑤:「いい文章」とは、どんな文章か?

いったい「いい文章」とは、どんな文章を指すのか?

ぼくの答えはシンプルだ。「いい文章」とは「読者の心を動かし、その行動までも動かすような文章」のことである。

読む前と読んだあとで、読者の心が変わり、できれば行動までも変わっていること。

それがぼくの考える「いい文章」の条件である。

引用元:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』268pより

要約まとめ⑥:文章力という「武器」を手に入れよ!

どこでどんな仕事に就こうと、文系であろうと理系であろうと、業種や職種に関係なく生涯にわたって身を助けてくれる武器、それが文章力なのだ。

あなたが何歳であれ、ここで文章力という武器を手に入れておくことは、将来に対する最大級の投資になる。

引用元:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』53pより

おわりに                             

今回は、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の書評・要約まとめについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

私は本書を読むことで、プロのライターでも、文章をスラスラと書いている訳ではないことを知りました。

そして、素人の私でも、本書で紹介されている考え方やノウハウをうまく活用すれば、「文章力という武器」が身につくことを理解しました。

実際に私は、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』を読んだおかげで、Webライターで月5万円以上稼げるようになりましたし、今ではブログ運営を始めるようにもなりました。

今でも、書くことに行き詰ったときには、本書を読み返しています。

Webライターに興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。

今回は以上です。

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